- そのまま干しぶどう -
▼今週のお花
■ 今週の筑波山麓
- 落花生の収穫 -
● 今週の看猫
ちび(愚記事;別居中のねこのちびとしろ)を病院に連れっていった。20世紀生まれの猫だ。人間の年齢でいうと、もう90歳近いことになる。おいらがまだポスドクの頃に生まれた。 9.11(愚記事; その時、おいらは失業者だった)だって一緒に乗り越えたのだ。
生まれた4匹のうち一番小さく虚弱だった(だから名前が ちび なのだが)のに、一番長生き。生まれた当時は小さくて兄弟間の母乳に与(あずか)る競争でいつもはじきだされていた。だから、おいらは粉ミルク「つよいこ」を与えた。そして、最後に生き残ったのがちびなのである。
▼ 今週の連打
今週、26日(木)、どこかの誰かさんに、F5を連打される。1時間に3000連打だ。1時間は3600秒である。1秒1打は無理だったらしい。朝7-8時のことである。ご苦労様。
■
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- あ る 圧 死 -
■ ある圧死とは、関係ないあれこれ;
1. せぽーる しゃん しゃん、せぽーる しゃんの、しゃん がshine と知る
↑ 最近、景気づけにYouTubeで、 せぽーる しゃん しゃん、せぽーる しゃん、をしばしば聞くのだが、しゃん・しゃんではなく、shine shineと知る。
しゃんしゃん七拍子の、しゃんしゃんかと思っていた。
なお、せぽーるが、セイント・ポールと知ったのは、ここ最近(5年以内)である。
そして、立教大学が池袋付近にあるらしいと知ったのも最近だ。
2.苦笑したこと
吉田茂、『大磯随想』の一節;
先日、西ドイツのアデナウアー首相が日本に来た。身を以て日本の復興の実情に触れ、友好を修めようとの目的であろう。前に私が西ドイツを訪問した時、自分はアデナウアーに、「私はあなたと一緒に敗戦後の復興という同じ商売を始めたが、日本は資源が乏しい。碌な石炭はなし、鉄もない。然も近隣はそれ以下の貧乏国ばかりだ。これに反しドイツは、......
碌な石炭はなし、
碌でなしは、石炭ばかりでなし...
愚記事; Johnny から 太郎へ、あるいは、コダック から ソニー、NECへ
吉田茂の娘が嫁いだ先は、碌な石炭はなかったということか。 そして、生まれた「人材」は...
・しかも近隣はそれ以下の貧乏国ばかりだ;
「貧乏国」の現在 1;
愚記事; 上海参り 2012
「貧乏国」の現在 2;
愚記事; 中国の粗鋼生産量が、日本の7倍なんだ。
3. チャイナ・サービス
吉田茂は、日帝時代の、"チャイナ・スクール"である。 チャイナ・サービスに励んだ。もちろん、mandarinはできなかったであろう。
○X本流;
mandarinできません。 やりました。
4. 一 と 三 の間には;
吉田茂の養父は、吉田健三である。そして、吉田茂の息子は、健一だ。
google {養子政治 吉田茂 江藤淳}
- 『散種と愛国』 -
ヒステリーで考えよう。 というのが愚ブログの意向である。
噴出してうれしい、自分のヒステリー。 みていて楽しい、他人のヒステリー。
最近のみていて楽しい「他人のヒステリー」は、婚外子問題最高裁判決に応ずる”自称”「保守派」、「愛国派」の方々で生じたものだ。
婚外子問題最高裁判決は、婚外子は自分が好きで婚外子に生まれてきたわけでもないのに差別されることは不当であるというものだ。
これに「ヒステリー」をおこしたのが、”自称”「保守派」の方々だ。
例えば、櫻井よしこさん。週刊ダイヤモンド(櫻井よしこ/オピニオン縦横無尽)のコラムにおいて、
「子は平等」「子に罪はない」「子は親を選べない」と言われれば、反論のいようはない。すべての子が等しく幸せに育ってほしいと思わない人はいない。
と正論を述べつつも、
結婚と子育てを含む家族のあり方はその社会とそこに住む人々の価値観を最も濃密に示している。社会の基盤は家族にあるという価値観を日本が尊重するなら、現行民法には十分な合理性があると、私は思う。
と、婚外子の遺産相続は半分という考えを支持している。
そして、櫻井よしこさんの面白いのはその身の上ばなしと、ほとばしる「何か」である。 櫻井よしこさんは書いている;
「正妻」と「嫡出子」の「葛藤と悲しみ」である。 ただし、なぜ、婚外子を持つ男の 「本妻」と「嫡出子」が「葛藤と悲しみ」に襲われないといけないのか説明がない。文脈から推定するには、自分に婚外子の異母兄弟がいる「嫡出子」が「葛藤と悲しみ」に襲われる理由は、嫡出子を中心とする家族を基盤とすることが日本の価値観であるはずという条件に照らし合わせ、婚外子を持つ男の 「嫡出子」である自分がおだやかではいられないということなのだろう。
もしそうであるなら、「嫡出子を中心とする家族を基盤とするという日本の価値観」を有していなかったのは、結婚している女性である妻以外に、外で「私の知る限り」少なくとも二人の女性に なまなかだし して子供をもうけた淫蕩な櫻井よしこさんの父親である。別に事業家であることはどうでもいいことではないか。つまりは、櫻井よしこさんの父親は、"「保守」派"ではなかったのだ。櫻井よしこさんは「裏切られたという悲しみ」をもったというのであるから、かわいいはずの実子を裏切り悲しませた男が紳士のはずはなく、むしろ、ろくでなしということだ。
まさに、「子は平等」「子に罪はない」「子は親を選べない」のである。 なにも「葛藤と悲しみ」に襲われる必要はない。
櫻井よしこさんの御尊父は、 櫻井よしこさんや母親やお兄さんに「長い時間をかけて、私たちにつきつけられた、これ以上ないほど厳しいと、私たちが感じた現実」を与えた。 そして、櫻井よしこさんの父親は淫蕩であり、散種のひとであったのだ。
そんな「ろくでなし」から生まれた子供だけど、櫻井よしこさんは日本の伝統文化を理解し、美しい日本を語れるようになったらしい。
おかしくネ? だって、"健全な家族が社会の礎であり、その健全な家庭で家族を尊重する美しい日本の伝統に基づく家庭教育により育まれた子供たちが、美しい日本の伝統を担う日本人となる"という保守さまの鉄則によるなら、なぜ、「ろくでなし」から生まれ、育てられた子供が日本の伝統文化を理解し、美しい日本を語れるようになれるのだ? やっぱ、ガッコ教育なんだべか?
そして、おもわずおいらが、噴き出してしまったくだりがこれ;
私に与えられた父の遺産を、全部使い果たした。父の遺産は一円でも手元に残したくなかったのだ。
どひゃー! のしつけてお返ししたり、ドブに捨てんじゃないのか! 使ったのかよ。
それにしても、櫻井よしこさんはなんでこんな身の上ばなしを書いたのであろうか? この身の上話を聞くと、
彼女の日ごろ主張する美しい日本だの保守だのとは、非嫡出子に代表される「日本の価値観」を有しないと櫻井よしこさんが信じている勢力への、既得権を脅かされたことからくる正嫡意識の発露なのかね?と下種なおいらは勘繰りたくなる。
いやいや、賢女の櫻井よしこさんのことだから、美しい日本の伝統文化の基礎的要素である家庭という精神文化に恵まれなかったが、カネだけは手に入れたという自分の人生を語ることで、戦後日本の物語(カネ儲け至上主義で道義が廃れた戦後日本という「保守」派のステレオタイプ)を隠喩しているのかもしれない。
そして、今の日本にメッセージを送っているのだ。全部使い果たせ! 戦後日本の遺産なぞ、1円も残したくないではないか!、と。 蕩尽を薦めているのだ。 蕩尽よしこ。
恐るべし、保守芸人の底力!
▼ 櫻井よしこさんのような「高級」発信者とあわせて庶民からもヒステリーの発信が目立った。
google {婚外子 外国人 愛人 遺産}
なぜかしら、彼らの脳内では、婚外子を生む女性は朝鮮人をはじめとする外国人女性なのである。
そういうことを、やまとなでしこたる「素敵な奥様」がどんなに心配しても、なまなかだし で種をまき散らすのは、ぬっぽんだんず(日本男児)なのであり、あなたの"旦那様"である。
それにしても、今回、ダンナが外で子供つくることに恐怖を覚えるやまとなでしこを、おいらは認識した。
そして、気づいたよ。 どうでしょう? こういうの↓
伊藤博文と朝鮮皇太子李垠
今の南北朝鮮の人たちは旧大日本帝国の臣民であったのだから、現日本国民とは「同窓会」をやるべき元共同体構成員同志であるはずだ。
でも、いわゆる「排外主義者」の人たちは、朝鮮人が嫌いだ。 つまり、いわゆる「排外主義者」の人たちは、大日本帝国意識がないのだ。
反帝主義者としての、「排外主義者」! ( ← いいやつなんじゃないか? 反帝なんだし。 )
おいらは、極右なので大日本帝国マンセーであり、幻の大日本帝国意識のrestorationをはじめたいと夢想している。
話を元に戻すと、「ダンナが外で子供つくる」ことの帝国主義版が上記伊藤博文である。 この朝鮮併合で日帝人が激増したのである。
中には、「痩せ老いさらばえた祖国のままでいるより、いっそのこと大日本帝国の栄光に浴した方がいと考えたからだ。その方が自分も幸せになると考えた[1]」朝鮮人もいただろう。
しかしながら、大日本帝国の「正嫡」たる内地人の一部である「排外主義者」は、二流の日帝人を蔑む気持ちを禁じ得ないのだ。
狭量なかれらは、正嫡性しか頼りにするものがないので、よそものの参入に恐怖しているのだ。
ところが、帝国の版図拡大は、よそものの内地への流入を伴う。
「排外主義者」! ⇒ 反帝主義者; ← いいやつなんじゃないか?
なお、伊藤博文は実生活でも異常な淫蕩家と知られ、婚外子の数は正確には補足されていない模様(⇒愚記事)。
■ さて、 散 種 と 愛 国
散種の賜物;ひろひとさん
- 明治天皇皇后肖像図 ―
ひろひとさんの生物学的遺伝上のおじいちゃんは明治天皇・むつひとさんである。だが、ひろひとさんの生物学的遺伝上のおばあちゃんは昭憲皇太后(wiki)(上図左)ではない。ただし、ひろひとさんにとって昭憲皇太后は「嫡祖母」となる。ひろひとさんの生物学的遺伝上のおばあちゃんは柳原愛子(やなぎわら なるこ)[wiki]である。おいらはよくわからないのだが、「側室」という言葉は宮中用語ではないかもしれない。柳原愛子は典侍(ないしのすけ)だ。つまりは、江戸時代の朝廷~大日本帝国時代の宮中で天皇陛下は典侍(ないしのすけ)に なまなかだし =種まき散らしをしていたらしい。典侍(ないしのすけ)とは天皇陛下の"喜び組"のことなのだろう。もちろん、これはひどい中傷である。なぜなら、天皇陛下さまは快楽でセックスをしているのではなく、万世一系の維持のため神聖な義務をなされているのだ。これを散種の神技というのだ(???????)。
以上をふまえると、すくなくとも、明治、大正時代は宮中で「一夫一妻」ということではなかったのだ。(ところで、「側室」の廃止、つまりは、濫りに典侍(ないしのすけ)とセックスしない!とはひろひとさんが決めたこととされる。)
むつひとさんは、散種の 人 すめろぎさま であった。 その散種のおかげで、大正天天皇が生まれた。大正天皇なしに昭和天皇はない。
ところで、"自称「愛国者」の"やまとなでしこたる「素敵な奥様」たちは、「一夫一妻」こそが日本の伝統だと主張している。
google {一夫一妻 日本の伝統的な倫理観}
やはり、事実上の一夫多妻である昭和以前の伝統的皇室の婚姻制度に異をとなえているのだ。
帝(みかど)の婚姻制度は、一夫多妻制であり、「日本の伝統的な倫理観はズタズタに破壊される」といっているのだ。
やはり、反帝なのだ。
● まとめ;
「嫡出子を中心とする家族を基盤とするという日本の価値観をもち、非嫡出子遺産相続平等法は「日本の伝統的な倫理観はズタズタに破壊される」と危惧するやまとなでしこたる「素敵な奥様」たちやその賛同者たち、あるいは、旧大日本帝国臣民であった朝鮮人を「非嫡出子」扱いし、日帝から排外しようとする人たちは、反帝主義者なのだ。 ( ← やっぱり、いいやつなんじゃないか?!、って結論でOK?)
[1]
姜尚中、『ナショナリズム (思考のフロンティア)』
■ 今週の筑波山麓
・台風一過
・刈られた田んぼ
・中秋の満月の夜に、
咲いた華
■
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図1
7年ぶりで、横浜中華街に行った(7年前:愚記事::孫文先生の肖像を掲げていました。)
7年前は、孫文派を見たが、今度は、中共派だ。
図2
10.1のこの ↓ 歴史的事実を祝う意思を高らかに表明しているのだ;
愚記事;歴史と日支は、糾える縄の如し。
ただし、「文盲」のおいらは= 「”外国”から来られた若い方よ! あなたはまだ弁道修行ということ を了解会得しておらず、また文字というものも未だ 知り得ていないよう」 (google) なおいらは、図2の向かって左の微妙な形態の、つまりは、はがれたような・はがれないような、壁広告の 「真意」 を読めない。 慶祝国慶なのか? 慶祝ハ滑稽!なのか、である。
おいらは、わずかに、倒 福 の意を、わかるだけだ。 wikiにだって、書いてある。
がんばって、字を覚えるぞ!
関連愚記事; チベタン中共派
― トレチャコフ美術館は旧館と新館があるらしい。どちらも見逃さないように! ―
(愚記事; A famous (well-known) woman named Unknown ; トレチャコフ美術館に行けるかな? )
■ 週末は、横浜美術館の「プーシキン美術展」に行った。
ネット情報で、大盛況で入場にひと苦労とはわかっていた。 でも、会期も押し迫ってきたので、行った。
― 行列は40分待ち ―
ロシア人が集めたヨーロッパ絵画作品の通史的展示である。 つまりは、ヨーロッパ美術の年代順に教科書的通覧を実物を以って、できるという企画だ。
したがって、言うまでもなく、これらのコレクションを金にあかせて集めたり、現在も保持している当のロシアずんの作品は、1点もないのである。
率直に言えば、田舎者の収集品を田舎者が観る、という展示会だ。 集めた田舎者=ロシアずん、観る田舎者=ぬっぽんずん、ということである。
田舎もののおいらが、興奮して、筑波山麓から横浜まで駆けつけたことは、いうまでもない。
田舎者こそが、正典・カノンをありがたがるのである。
いや、違う; 他地域の産物を正典・カノンとしてありがたがる者どもこそが、田舎者なのだ。 これ定義。 自己中心主義者=中華主義者は、決して田舎者になりえないのである。
もつろん、おいらは、手をすり合わせて、拝んだ。
■ 田舎者、啓蒙、毛唐さん、帝、農奴....
今回の「プーシキン美術展」における通史的西洋美術作品を金で集めたのは、エカテリーナ2世、アレクサンドル2世、イワン・モロゾフなどの、ロシアの田舎者どもである。 彼らは、おそらく筆なぞ握ったこともなく、作品ひとつを仕上げるという創造的行為の苦しみをわかっていたかも疑わしい。 そして、エカテリーナ2世、アレクサンドル2世、イワン・モロゾフなど根っからの反動家と資本家どもではないか! でも彼らには、特技があった。 見巧者なのだ。
さて、激混みの横浜美術館の「プーシキン美術展」のぬっぽん見巧者の方々は、エカテリーナ2世って「何人(なにじん)」か知っとるけ?
ドイツ人である[1]。 異人さまが皇帝なのだ。 つらいな、ロシアの土人たち、農奴たち。
[1] ここで、その頃「ドイツ」なんてないんだよ!とのつっこみもあるやと思う。その通り。 当時のプロイセンである。
おそらく筆なぞ握ったことなどないエカテリーナ2世の在位期間は、1762-1796年である。そして、絵筆を握ったかは知らないが、身をやつして造船所の職工をしたのがロシア帝国の事実上の祖帝ピョートルだ。ハンマーなど工具を握っていたとされる。創造的行為の苦しみも楽しみも知っていたのだ。
関連愚記事; ピョートル大帝の欧州滞在は、日本の維新直後の訪欧岩倉使節団のようにヨーロッパに"文明"をパクリに行くことが目的。ただし、ピョートル大帝自身、手足を動かすのが好きだったらしく、造船技術などを、実際に自ら学ぶ。その造船修業をした場所がここらしい。
ピョートル大帝の在位期間は、1682-1725年。だから、両者とも啓蒙専制君主として名高いピョートル大帝とエカテリーナ2世の御代には、37年のギャップがある。その間、帝位継承、宮廷の内紛、クーデターで時が流れたのだ。ちなみに、ピョートル大帝はロマノフ朝の第4代ツァーリで、エカテリーナ2世は第11代ツァーリである。その間に、4人もツァーリがいたことになる。
エカテリーナ2世の時代、ロシアの宮廷はフランス語、科学技術の世界はドイツ語が使われていた。
エカテリーナ2世自身はロシアに嫁いできてからよくロシア語習得に励み、ロシア人の信頼を得たといわれている。そして、宮廷はフランス語。母語はドイツ語。 つまりは、帝国を運営するためのロシア語ができていなかったのだ。
思うとあたりまえだが、エカテリーナ2世はプーシキンを知らない。ロシア語で帝国や文明を運営するようになるとは想像もしなかったのではないか?
そして、想像もしなかったこと、その2。絵の収集家でもあったエカテリーナ2世が、あの世で驚いているのは、自分の肖像画がその当時日本で描かれていたことだ(もっとも、さっさと回収して焼いちまえ!と命じるかもしれないが。へたくそだから...。江戸時代にも、"花くまゆうさく"はいたのだ)。なお、この絵は、彼女と実際に会った大黒屋光太夫ら御一行が描いたものではない。
日本で稼いだ女、 日本人が描いた女、
ジャンヌ・サマリー エカテリーナ2世
@元来フランス人 @元来ドイツ人 (ソース;)
関連愚記事;
▼ ‐ 何事にも先達はあらまほしきもの ‐
今年、夏にモスクワに行った。
おいらは、今年7月7日の時点で、その後おいらが訪れるであろうモスコーのプーシキン美術館には、「ジャンヌ・サマリーの肖像」が「お留守」であることは知っていたのだ。
だから、そもそも、「ジャンヌ・サマリーの肖像」の御尊顔に拝することはできなかったのだ。
でも、行きそこなっちまったょ、モスコーのプーシキン記念美術館・ヨーロッパコレクション部・別館。
トレチャコフ美術館は旧館と新館があるらしい。どちらも見逃さないように!と、この夏ロシアに行く前に、すっかり、肝に銘じていたのだが、なんと、プーシキン記念美術館も2つあったのだ。片方(ヨーロッパコレクション部・別館)を見逃しっちまったょ。
モスクワのプーシキン記念美術館(本館)。夕方、仕事の後駆けつけると、行列。
1ブロック分は並んでいた。
でも、入れた。
で、やはり、ぬっぽんずんなので、お目当ては印象派以降の「現代」西洋絵画だ。 それにしてもさっきから様子が変だなと気付いていた。館内の雰囲気がとても「アカデミック」。18世紀以前の西洋古典系作品、教科書的、正典的作品ばかりだ。
印象派以降の「現代」西洋絵画が、見当たらない。
そして、気付いたょ、このプーシキン記念美術館(本館)には、印象派以降の「現代」西洋絵画はないのだ。
印象派以降の「現代」西洋絵画は、ヨーロッパコレクション部・別館にあるのだ。知らなかった。っていうか、普通の観光ガイドにはちゃんと書いてった。
なんだ、 プーシキン記念美術館もふたつあったのか! どちらも見逃さないように!とはトレチャコフ美術館だけではなかったのだ。
恐るべし、モスクワの美術館。
▼ 今週の筑波山麓
▼ 今週みたお花
▼ 今週の看猫; 都内JR駅のプラットホームの広告;
栖鳳 斑猫 拉致猫らしい(見初められて静岡から京都まで拉致)
● 今日(9/14)は、何の日(wiki)?::1862年(文久2年8月21日) ⇒ 愚ブログに現れらる その事件 @1862年(文久2年8月21日)
追記; この事件も9/14ではないか! そうなのだ、歴史は万象が生じているのだ。 365で割ったって、毎日100以上の重大事件が起きて当然なのだ。
さて、生麦事件、戊午の密勅のどちらが先で、当事者の家(藩)はどこであるのか?説明できない奴は、日本!、とか、保守!とか、誇りある、美しい祖国!とか、いうーんでねーど。 そんな奴は ナマハゲ 呼ぶど~。
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この夏、モスクワに行った。 仕事だ。 地下鉄に乗った。用もないのに乗った日もあった。
前回モスクワに行ったときは(愚記事; ポスターは多種類あるから、どれも見逃さないように! )、観光のパックのツアー(ロシアに行った。サンクトペテルブルグとモスクワ。パックツアー。費用は20万円ちょっと。生まれて二度目の海外観光旅行。)だったので、自由に動き回ることができなかった。
ましてや、地下鉄に乗ることなぞできなかった。
ロシア旅行は、ビザを取るのに、ひと苦労するのだ。
■ モスクワの地下鉄は すごい! という話だ; ⇒ ①Amazon: モスクワ地下鉄の空気―新世紀ロシア展望 ② ソ連時代に建設が開始され、「地下宮殿」と称されるほど華麗な装飾で有名なモスクワの地下鉄。
そのモスクワの地下鉄駅で、モスクワっ子が通りすがりに、さすっているものは;
犬だ。 さんざん、さすられて、色がかわっちまっている。 恐るべし、犬派のモスクワっ子。
▼ 犬派のモスクワっ子@筆頭は、彼にほかならない。
窓外はすっかり夜になり、日本列島の上にさしかかると飛行機が揺れはじめた。スピーカーから流れて来る機長の声が、
「東京は曇りで、気温はXX度。異常渇水なのでホテルは水が不足しているかも知れません」
といった。白茶けたほこりをかぶった痩せた街路樹のイメージが浮かんだ。
江藤淳、「日本と私 -帰って来たとき」 (註: 1964年・昭和39年8月の出来事) [日本と私:愚記事]
― 今日のごはん ―
7年後、ブログをやっているのだろうか? 今の気持ちでは、7年後は、もう、やっていないつもり。
7年前はやっていた; 2006年9月の記事群
(↑ 今、改めてみると、これは津波前の様子である。 この場所はあの時激しい津波に襲われ、サンファンバウティスタ号は港にいながら座礁。 なんだ、このブログは天然(=意図せず)の あまちゃん ではないか! やっぱり、忘備は重要だ。)
今朝、アルゼンチンのブエノスアイレスでのIOC総会で、2020年の夏季オリンピックが東京に決まる。
特にどうでもいい。山麓と東京は、5 0 k m も 離 れ て い る し。山麓は、平和であってほしい。
忘備のため書いておく。
候補は、東京、マドリ―、イスタンブール。 3回投票
第1回目の投票で、東京首位。でも過半数ではなかった。 2回目の投票で1回目の2位、3位が決戦。イスタンブールが勝つ。
3回目の東京とイスタンブールの決戦で、東京(64票)、イスタンブール(30票)。
■
― 最高ですか!? 清和会
@ 同じ置屋『性倭楼』@
向かって右ふたり:暇だな、おまいら―
茫然としてリアクションの遅い知事がまぬけ@腰が重いゾ!全共闘 、大丈夫か??!!
冒頭の江藤淳の文章の引用は、江藤がプリンストンで2年過ごした後、のんびりと欧州旅行をして、東京に帰って来たときのものだ。ちなみに、そののんびりとした欧州旅行ではマドリ―に行き、プラドにも行っている。 そして、冒頭の文章の「異常渇水」ここそが、東京砂漠「事件」(愚記事:1964東京五輪の東京砂漠 )なのだ。
異常渇水はダムをつくって凌いだ。 さて、瓦解した原発の後処理は....?
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・おいらのブログに現れたる マドリ―
・おいらのブログに現れたる マドリッド
・おいらのブログに現れたる イスタンブール 無す; ごめんなさい。
・おいらのブログに現れたる トルコ ←あった、よがった。