■ 今週の看猫
■ 今週の武相境斜面
丘陵地である近所にも田んぼがある。初めて見にいった。
■ 今週の subject to ; あるいは、従属よい子
われらが安倍ちゃんが、ポツダム宣言関係でなんかあったんだってね。ニュースを見ないので、知らない。お相手は、日帝陸軍将軍さまのお孫さまとのこと。
でも、現在、ポツダム宣言の主旨を忠実に実行し、対米従属を深めているのが、われらがなんちってウヨの安倍ちゃん政権ではないだろうか?
むしろ、安倍ちゃんをウヨよばわりしている「バカサヨ」こそが、「やっぱり安倍政権は、大国主義で、世界に存在感を示しているのだ」という「保守」勢力の認識を手助けしている。 すなわち、左に批判されるといいことは、本当に右なんだ、ってことだ。
もっといえば、偽右翼に過ぎない安倍政権を、右翼政権だと左翼が喧伝しているのだ。 つまり、安倍政権の偽右翼性を左翼が隠蔽しているのだ。
おいらのポツダム宣言に関する記憶は以前に愚記事に書いた。小学生の頃みた映画「日本のいちばん長い日」での記憶;
それで、畑中少佐を 演じていたのが黒沢年男。畑中少佐は終戦に反対。映画では、阿南陸相にポツダム宣言をめぐって、文章に 「subject toとあります!」と叫んでいたシーンが印象的。しかし、別の本によれば、「畑中少佐はあの黒沢年男のように熱情的な男ではなく、冷静・知的な軍人だっ た」とのこと。畑中は終戦に反対し、最後はビラをつくって、市井に撒いて、最後の最後は自決。ビラを撒く軍人というのもなにか皮肉なものだ。 (愚記事; 岡本喜八 日本のいちばん長い日 )
もちろん、小学生の時に「subject to」を聞き取れたわけではなく、映画の状況からポツダム宣言の文言に何か受け入れがたい恐ろしいことが書いてあるのだなぁ、とは分かった。この映画を2度めに見た20代後半に、改めて、そのシーンをみて、記憶し、今に至っている。
(なお、本土決戦派という戦後的価値観で一番のキチガイをこの映画で見て、おいらがキチガイになったことは以前書いた⇒愚記事、佐々木大尉=天本英世;おいらが自分の中にキチガイが入った瞬間のことを覚えている。)
subject to
おいらは、日本が再び戦争ができる国になることを希っている。
なぜなら、戦争する権利=戦争しない権利を有し、「つまり共同体の運命の主人公として、滅びるのも栄えるのもすべてそれを自分の意志に由来するものとして引き受けるという覚悟」(江藤淳、「 「ごっこ」の世界が終ったとき」、『一九四六年憲法―その拘束』に収録)を持って生きた方がいいと信じるからである。
カナダだって、スエーデンだって、どこの国だって、そうだろう。
だから、自国の戦争は自己本位でやるべきだ。集団的自衛権も、自国のために必要なら、行使すればよい。でも、まずは、自国の本土を守るための軍事力と法整備(日本が再び戦争ができる国になること=交戦権の保有明記とその権利の制限の法的明記)が必要だ。
今、日本国自衛隊は、米衛隊だ。
官軍は、在日米軍である。
もちろん、自衛隊は賊軍ではない。ただ、官軍たる在日米軍より、格下扱いなのだ。
その証拠に、勲章。 戦後在日米軍の司令官で勲一等旭日大綬章(現在日本の最高の勲章)をもらったのが200名を超えているとのこと。そして、何よりびっくりしたのが、自衛隊関係者は誰ももらっていないとのこと。自衛隊関係者が貰うのは、瑞宝章という階位。公務員がこのカテゴリーに入るとの理由で 自衛隊関係者は瑞宝章をもらう。でも、瑞宝章は旭日大綬章より「格下」なのだ。(愚記事) [1]
自衛隊が米軍に従属し、主権国家たる本質の交戦権を制限されている状況は、ポツダム宣言の忠実なる実施の結果である。
「戦後レジーム」に他ならない。 これまでは、自衛隊の従属性は、つまりは米衛隊の活動範囲は日本に限られていたが、こんどは日本以外にも及ぶのだ。極右のおいらは日本軍が海外でがんばってくれるのは大歓迎だ。でも、米軍支援なんて、情けないじゃないか。
まずは、自国軍を創設し、自国を自己本位で防衛しないといけない。当然、外国軍隊にはお引き取り願う。一国防衛はコスト上、あるいは、重武装になるので問題なら、自国軍を創設した上で集団的防衛ができる条約を締結すべきだ。
[1] 勲章の責任者は天皇陛下。そのひろひとさんが、東京大空襲の責任司令官のルメイに勲一等旭日大綬章を授けたり、勲章問題ではないが、「廣島原爆はやむを得ない」と言ったり[証拠動画]、そもそもマッカーサー憲法を発布したり、つまりは、「戦後レジーム」の守護神なわけであり、尊王極右をいじめる絶好の死角なのであるが、”左翼”のみなさんは、やさしいのか、そこを突かないよね。
ってか、”左翼”のみなさんは、本当は、天皇陛下大好きなんだよね。
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