草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本学術会議内の共産党の息のかかった活動家は学者ではない!

2020年10月11日 | 学問

日本学術会議のメンバーのように、政治的なイデオロギーにこだわり、それを武器にして学問の自由を主張する者たちが真の学者といえるのだろうか。それはまさしく活動家の部類ではないだろうか。日本共産党の民主主義科学者協会に属しながら、その一方で国の機関の公務員として提言するなどというのは、アクロバットの極みであり、そもそも不可能なことではないだろうか▼もう一度私たちは、マックス・ウェーバーの『職業としての学問』(尾高邦雄訳)を読み返すべきだろう。ウェーバーは「預言者や扇動家は教室の演壇に立つべき人ではない」と言い切っている。「預言者や扇動家に向かっては普通『街頭に出て公衆に説け』と言われる。というのはつまりそこでは批判が可能だからである。これに反して、自己の批判者ではなく自己の傾聴者にのみ面して立つ教室では、預言者や扇動家としての自己は黙し、これに代って教師としての自己が語るのでなければならない」と主張したのである▼「党派的意見にとって都合の悪い事実の如きを承認するように教える」ことが学問であるというウェーバーの意見にこそ、学者は耳を傾けるべきなのである。学者が集まって国に提言や助言をする組織であるならば、なおさら様々な意見があってしかるべきである。それを許容できないようでは、民間にするか廃止するかしかないのである。

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上級国民の立場で今の日本学術会議を擁護する三浦瑠璃を嗤う!

2020年10月09日 | 学問

学問をする資格があるのは、上級国民だけなのだろうか。保守を自称する三浦瑠璃の発言は、とんでもない暴論である。文春オンラインのインタビューに答えたもので、名も無き民の声を、柳田國男流に言うなら「目に一丁字ない」者たちのコモンセンスを重視する保守とは無縁な主張である▼三浦にとっては「理念としての学問の自由」とは学者の特権であり、「どんな学問をするかは学者に任せるということです。つまりパンを作るのはパン屋に任せるということですね」と言ってはばからないのである。東大出の才媛ともなると、我々とは別な人間に属するのだろう。「ある程度自由にパンを作れる環境があり、また若い職人の指導や発掘をプロの職人がすることになります」と日本学術会議を全面肯定をするにいたっては、共産党の赤旗に書いてあることと一緒である▼自分たちの既得権益を守るのに必死である。これだから上級国民は駄目なのである。似非保守の仮面をかなぐり捨てた三浦は、柳田がもっとも嫌った種族なのである。学問をするというのは、全ての国民に保証された基本的人権である。額に汗したこともない連中を絶対視するのは、本来の保守とは言えないのである。

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未だに「平和憲法」を口にする曲学阿世の徒の東大教授を嗤う!

2020年06月19日 | 学問

危機に向き合うことなく、言葉遊びに興じることが許されるのが日本のアカデミズムなのである。東京大学教授である森政稔の『迷走する民主主義』を読んで、なおさらその思いを強くした。とくに今の憲法を語るときの言説は、あまりにも幼稚である▼森は「平和憲法の思想が、いまただちに実現されるものだと考えることは困難がある」と述べながら、その一方で「戦争を放棄するということが究極的には正しいことを言っているのもその通りであると思う」と述べるのである。森にとっての結論は単純で「他国の人々と自分たちの利益が一致することを展望すること」こそが重要なのである▼森には、理想を求めながらも、現実を直視した永井陽之助のような厳しさはない。中共の軍事的な膨張も、内向きになってきている米国の現状も、まったく触れられていない。共産主義国家を平和勢力と言っていた者たちと比べてはましではあるが、思考のパターンはそこから一歩も抜け出せないのである▼「平和憲法」を口にすることで、憲法を神聖なものに仕立て上げてしまっているのだ。まさしく学歴エリートの限界である。迷走しているのは森自身なのである。戦後の言論空間が壊れつつあるのに、未だに縋りつこうとする者たちがアカデミズムには多い。そんなことだから、虎ノ門ニュースに出演する評論家に簡単に論破されてしまうのである。

https://www.youtube.com/watch?v=EByZK57ItPQ

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(続)⑨笠井尚氏の会津の本を読む。井出孫六の『秩父困民党群像』

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中共のファーウェイから資金提供を受けていた東京大学を嗤う!

2020年01月16日 | 学問

国民の税金をジャブジャブ使っている東京大学が、こともあろうに中共のフロント企業であるファーウェイから資金提供を受けていたというのだから、怒り心頭に発っする。日本の安全を担う自衛隊の研究は拒否するくせに、我が国を侵略しようとする中共から金を貰っていたのである▼実際にどうなっているのか、東大当局は国民に説明する必要がある。今の香港、明日の台湾、明後日の沖縄なのである。それにもかかわらず、最高学府を名乗っている大学がそんなことでは、日本の未来は絶望的である。70年の学園騒動でも東大は問題になったが、即刻解体して出直しをすべきだろう▼日本の科学者の研究の成果がそっくり中共の手に渡り、日本を攻めるのに利用されかねないのである。大学の自治とか学問の自由を楯にしながら、実際は中共のための大学になり下がってしまったのではないだろうか。それを黙認してきた文科省や政治の責任も重大である。親中派がのさばっているのではないか。どういう経過でそうなったかに関して、徹底的に究明されなくてはならない。どれだけの研究費を東大がもらったかも明らかにすべきである。今の日本は最高学府のアカデミズムまで腐ってしまっているのである。

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