草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ストイックさに欠ける日本保守党

2025年01月16日 | 日本保守党
 長谷川幸洋さんが日本保守党と新左翼の違いをユーチューブで論じていました。僕も共感する部分が多かったですが、そもそも日本保守党が政治運動をしているかとなると、それ自体問題です。
 僕は新左翼も新民族派も知っていますが、どちらに属しても、活動家はストイックでした。中核派や革マル派の人たちも、ある種の使命感に燃えていたし、日学同や全国学協のメンバーも、金に汚いと破門のように扱いを受けた、と聞いています。左右を問わず、若者らしく純粋であったのです。
 日本保守党の百田氏や有本氏は、すぐに金の話を持ち出しますが、それとはまったく無縁な人たちが、新左翼や新民族派の活動家でした。
 一度口にしたら、後には引けないというので、三島さんは市ヶ谷で死んで見せたし、中核派は内乱的暴動を引き起こしました。元号法制化のために、大東塾の影山正治氏は自らの命を差し出したのです。
 それと比べると、日本保守党には真剣さに欠けます。長谷川さんが違和感を覚えるのは当然だと思います。
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韓国の異常な事態は対岸の火事ではない

2025年01月16日 | 朝鮮半島
 国民から選ばれた大統領が、任期途中で逮捕されるということは、まさしく前代未聞ではないだろうか。韓国のユン大統領に拘束令状を執行させる権限が、どこにあるか問われるのは、いうまでもないことである。
 北朝鮮や中国の息のかかった左派勢力が、法にもとづかない形で権力の奪取を試みたのである。国会が左派勢力に握られ、何もできなくなってしまっているなかで、孫大統領が乾坤一擲の思いで戒厳令を布告した。それ以外に自由と民主主義を守る手立てはないからである。
 ユン大統領を守り抜こうとする人たちは、若者が中心である。自由と民主主義の恩恵に浴してきたからである。韓国有事は日本有事である。今まさに香港の二の舞になろうとしているときに、石破内閣は、韓国の左派勢力との接近を図ろうとしている。
 カール・シュミットが言うように「主権者とは、例外状況にかんして決定をくだす者をいう」(『政治神学』)のである。
 日本も安閑としてはいられない。そこでエセ保守を排除するのは当然のことである。韓国の出来事は対岸の火事ではない。国家として身構えるためには、党派を超えて保守派が団結しなくてはならないのである。そして、自衛隊は、戦後体制によって栄誉の大権が与えられなくても、国体を守り抜く軍隊として矜持を持たなくてはならないのである。
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