草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

反証可能性を拒否する日本保守党は保守主義にはあらず

2025年01月11日 | 日本保守党
 ネット保守を名乗れば金儲けになるというのは、おかしな世の中になったものです。しかも、煽ったり、犬笛を吹くというやり方は納得できません。とくに驚くのは、百田氏あたりが、公然と「証拠はない」と口にすることです。それで他人を批判するのはどうかしています。
 保守であるならば、カール・ポッパーの名前くらいは知っているとは思いますが、今の日本保守党の関係者は、それも理解していないようです。ポッパーは反証可能性を重視しました。人間は間違いをするのが普通であり、絶えず反証されることで軌道修正が行われ、漸進的な改革が可能となるからです。それが保守主義の定義であり、そこではカリスマ的な指導者は排除されます。
 保守派が共産主義を否定するのは、マルクスの思想を絶対化し、反証されることを拒否しているからです。それと同じように、百田氏の主張が次々と反証されているにもかかわらず、それに固執する人たちは、宗教的な意味の「信者」と変らない存在とみられても仕方がありません。
 

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