草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「平和を愛さない諸国民」をどうして信用することができよう!

2013年04月03日 | 安全保障

 日本維新の会の共同代表である石原慎太郎は「参議院選挙の争点は憲法改正である」とまでぶち上げている。自民党からでなく日本維新の会の幹部の口からその言葉が出てきており、国会議員の三分の二の賛成を得るためには、自民党以外の政党にも頑張ってもらう必要がある。日本の国民のなかには、戦後教育がこびりついた人間が多い。すぐに憲法を変えるということには、かなりの抵抗が予想される。しかし、どんな人間であっても、現在の憲法の前文を読んでみれば、あまりのお粗末さに唖然とするはずだ。とくに酷いのが第二段落である。改憲派の私たちは、それこそ何度も読むと同時に、それを俎上に上げて、徹底的に批判を加えるべきだろう。「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」というのである。尖閣諸島への中共の侵略が危惧され、北朝鮮が核とミサイルを日本に発射する、とまで脅してきている。韓国を日本固有の領土である竹島を軍事占領し、北方領土もロシアによって同様の目に遭っている。そうした現実にもかかわらず、まるでお花畑ではないか。平成12年5月11日に行われた衆議院の憲法調査会で、安倍首相は「国連の常任理事国が戦後全て戦争をしている」との事実に言及し、「平和を愛する諸国民」とは誰を指すのかを問題にした。日本の安全を確保するためにも、一刻も早く憲法改正を実現すべきなのである。


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