草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

菅義偉内閣の布陣は突破力と手堅さの両方に目配りをしている!

2020年09月16日 | 政局

菅義偉内閣がきょう発足する。党三役や内閣の顔ぶれが決まった。二階俊博幹事長が続投することになったのは、党の要として重視したからだろう。麻生太郎副総理兼財務相ら8人が再任されるなど、大筋は安倍内閣を引き継ぐ人事となった。注目の官房長官に加藤勝信厚労相を起用したのは、安全運転に徹したかったからだろう▼法相に上川陽子元法相、厚労相に田村憲久元厚労相をあてたのは、実力者を配することで、国民の信頼を回復することを考慮したからだろう。突破力としては岸信夫防衛相と河野太郎行政改革・規制改革担当相の就任だろう。タブーに挑戦するにはこの二人はふさわしく、今回の組閣の目玉である。平井卓也デジタル担当相は、デジタル庁の創設という一大プロジェクトを手掛ける重責を担うが、そろそろ山田太郎参議院議員を抜擢してもいいのではないだろうか▼いよいよ菅新総理が船出することになるが、どれだけの成果を上げられるかは、全てこれからにかかっている。手堅さと気配りはかつての佐藤栄作総理と似ているような気がしてならない。一般的には短期政権に終わると見られているが、菅氏の政治的手腕はなかなかのものであり、「役所のタテ割り、既得権益、悪しき前例主義を打破して規制改革を進め、国民のために働く内閣をつくっていきたい」との決意は本物なのである。


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