朝日新聞の「天声人語」を誰が執筆しているかは、分からないし、知りたくもない。しかし、何かすると「地球主義」を乱発するのには、辟易してしまう。今日付のもそうで、中共の鳥インフルエンザを取り上げながら、上から目線で蘊蓄を披歴してから、いつもの通りの結論なのである。原因のウイルスは「きりもなく七変化するくせ者で、今回は人に感染しやすいように変異している」こともあって、共通の敵として、「隠しごとの無きように願いたい」と懇願しつつ、得意のお題目なのである。中共を面と向かって批判できずに、やんわりとしか言えないところが、朝日の朝日たるゆえんなのだろう。中共が耳を貸すはずもないのに、それを唱えれば、それですむと思っているのだから、単純極まりない。同じ調子で北朝鮮や韓国とも接すれば、すべてうまくいくと考えているのだろう。尖閣諸島をめぐる中共の侵略に関しても、そのお題目で退散してくれると、信じ切っているのである。片方では「地球主義」を持ち出しながら、もう一方では一国平和主義に固執する。それが日本のサヨクやリベラル派の特徴である。大言壮語している北朝鮮が、またまた弾道ミサイルを発射するのだという。今月15日か25日かのどちらかとみられる。大東亜戦争では、神がかり的な朝日が、今では「地球主義」で平和がもたらされる、と国民に説いているのである。そのお題目が通用するかどうかは、言わずと知れたことだが。
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