これから憲法改正の正念場を迎えるのである。間違っても手を緩めてはならない。西日本豪雨の初期段階の5日夜、一部のマスコミが安倍総理を含む自民党議員が数十人懇談していたことを取り上げて、あたかも政府が何も対策を講じていなかったかのような報道をしている▼あくまでも誹謗中傷の類ではあるが、産経新聞までもが「赤坂自民党亭」と書いている。そうした懇談が開催されていたとしても、その写真を嬉々として世に出す必要なかったはずだ。あらぬ疑いをかけられるだけ損である▼西日本豪雨の死者や行方不明の数は想像を絶する。その対策のために安倍総理がベルギー、フランス、サウジアラビア、エジプトの四カ国歴訪を取りやめたことは、やむを得ない決定であった。いつどんなことが起きるか分からないのが政治である。ようやく内閣支持率が上向いてきたこともあり、肩の力を抜きたい気持ちか理解しないでもないが、常在戦場であることを忘れてはならない▼身内の和気あいあいの光景であっても、それを捻じ曲げて伝えるのが今のマスコミである。安倍内閣を倒すために血眼になっている。今後は「モリカケ」どころではない茨の道が待っている。憲法改正の意義を理解してもらうには、大変な努力が求められる。付け入るスキを与えてはならず、安倍自民党は一瞬たりとも気を抜いてはならないのである。
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