草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

小さな悪に目を奪われ大きな悪に支配される日本

2023年12月16日 | 治安
 山本夏彦に「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」という名言があった。検察と言っても、あくまでも官僚組織のお上であるが、ことさら正義を振りかざすと、結果的に国は滅亡の道を辿るのである。
 何も汚職を奨励しているわけではない。小さな悪に目を奪われて、大きな悪に支配されることを恐れているのだ。パーティ券を裏金にするというのは、領収証のいらないカネを必要とするからだろう。今回の件でも、一人頭にするとどのくらいの金額になるのか。それよりも、外国勢力による我が国の政治への干渉の方がはるかに由々しき問題ではないだろうか。
 多くのマスコミは、そのことは絶対に口にしない。そんなことをすれば、かの国に特派員を置くことができなくなるからだ。何度でもいうが、このままでは、我が国は属国になるしかないのである。スパイ防止法を制定して、対抗処置を講じない国民はあまりにも愚かである。
 かの国でスパイ容疑で捕まっている日本人は、2015年以降で計16人にも達する。実際にはそれよりも多いといわれるが、それほどまでに深刻なのである。にもかかわらず、日本にはスパイを取り締まることができないのである。
 スパイ天国日本という呼び方は、これからも変わらないだろう。かの国の資金の提供を受けた政治家や、ジャーナリストなどもいるに違いない。それを摘発せずして、お茶を濁し、それで政権が追い詰められているのだから、まさしくドタバタ劇と大差がないのである。いうまでもなく、マスコミに楯突くことができず、無難に処理できない岸田首相も論外ではあるが。

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