自民党の国対は衆参ともどうかしている。即刻顔ぶれを変えて、戦闘モードに突入すべきだ。衆議院の森山裕国対委員長は、立憲民主党の辻元清美の言いなりになっているのではないか。それでは55年体制のときと同じではないか。特定野党の面子をつぶさないようにすることを考えるのではなく、正論でぐいぐい押していくべきだ。70過ぎであり、年齢的にもマスコミの報道を信じてしまうのではないだろうか。それでは駄目なのである▼石原派に属しているせいか、清和会の細田派への対抗心もあって、ついつい特定野党に迎合的な発言をするのではないだろうか。森山が去る5日の安倍総理が参加した飲み会を批判したが、同じときに立憲民主党も集まりを開いて、酒を飲んでいたのである。それを知ってか知らずか、惚けたことをよく言うものだ▼待ってましたとばかり、朝日と毎日が森山の発言を大々的に記事にした。火付け役を買って出るのだから、とんでもない話である。森山は「豪雨前の赤坂自民邸『慎んだ方がよかった』」と述べたのだそうだ。何を言いたいのだろう。豪雨になるかどうかを分かっていた人は、ほとんどいなかった。単なる言いがかりでしかない▼安倍内閣がガタガタになるとすれば、それは特定野党のせいではない。与党内部から造反者がどれだけ出るかである。石破茂や小泉進次郎がいくら安倍総理を批判しても、今のところは大勢に影響はない。それで特定野党とマスコミは苛立っているのだ。一緒になって騒ぐような人間は、国対委員長として失格である。
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