草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の危機を救うのは知識人ではなく無知蒙昧な大衆だ!

2018年07月12日 | 思想家

世界がどこに向かっているのか見当がつかない。エリック・ホッファーは「現代において未来のことは、子どもや無知な者に訊かねばならない」(『魂の錬金術エリック・ホッファー全アフォリズム集』中本義彦訳)との言葉を残している。子どもや愚者の方が未来を切り拓くというのだ。英知や経験が通用しない時代においては、無学な者こそが力を発揮するのである▼今日本中に危機感がみなぎっている。それは誰もが予測できなかったことだ。中共や北朝鮮による軍事的な脅威が高まっているにもかかわらず、未だに憲法改正から逃げ、現実を直視しない者たちに向かって、それこそ知識人でない普通の人々が怒りを露わにしている。このままでは、日本は滅亡するしかないからだ▼日本が悪いことをしなければ、世界の平和は維持される。そういうお花畑を日本国民は信じなくなっている。大衆レベルでのエネルギーが爆発すれば、日本は根本から変わることになる。その中心は若者である。したり顔に説教を垂れるマスコミや言論人は、自分たちが相手にされなくなっているのに気付いているはずだ。だからこそ、必死になって大衆が無知蒙昧であることを指摘するのだろう。それは無駄な抵抗でしかない。憲法改正をどころか、核武装を支持する声が高まっている。「無知」が日本を救う場合もあるのだ。私たちはホッファーの言葉を噛みしめるべきときなのである。

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