何度でも書くが、民主党代表選のような不毛な選択に、うつつを抜かしている時間はないのである。にもかかわらず、日本のマスコミは、スターリニストの菅直人と、金権利権の小沢一郎しか選択肢がないようなことを報道している。それが連日ともなると、テレビや新聞を見るのも嫌になる。本来であれば、政権のたらいまわしを許さないためにも、解散総選挙を要求するのが筋ではなかろうか。さらに、自民党もどうかしている。民主党政権を打倒するために、デモくらいやればいいのに、そんな情熱は微塵も感じられない。今回のドタバタ劇を菅は、西南戦争に譬えたようだが、見当違いもはなはだしい。「子孫に美田を残さず」ということで、清廉であることに甘んじた西郷隆盛と、政治家でありながら不動産屋まがいのことをして恥じない小沢とを一緒にするのは、買いかぶり過ぎるからだ。長州人の菅としては、歴史のヒーローに自分を見立てたいのだろうが、あまりにもおこがましい話だ。会津っぽとしては、薩長とは戦った過去を忘れたわけではないが、それぞれに大義があったのであり、今さら断罪するつもりはない。しかし、今回の民主党代表選のどこに大義があるのだろうか。意味もない空虚なスローガンをぶつけ合っているだけではないか。大義なき権力闘争ほど愚かなことはない。
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