だから言ったではないか。核武装の議論をタブー視してはならないと。日本の国会議員が口にする前に、韓国の与党関係者の口から核武装論が出てきたことを、何と朝日新聞が伝えている。韓国与党のセヌリ党の元裕哲院内代表は7日、「北の恐怖と破滅の核に対し、我々も自衛レベルの平和的な核を持つ時が来た」とコメントしたのである▼韓国も持つようになれば、日本だけが取り残されてしまうのである。日本は隣国の核の恫喝にさらされることになる。非核三原則などはもはや空虚な議論でしかないのである。今回の北朝鮮の「水素爆弾」の実験が、それだけ衝撃的であったのだ。日本が戦争を仕掛けなければ、世界や東アジアは平和だというお花畑は、根本から否定されたのである▼オバマ政権は中共や北朝鮮に対してあまりにも弱気であった。打つべき手を打ってこなかったのである。韓国ですら重大な決意をしつつあるのだ。我が国がこのままでいいわけがない。匕首を突きつけられて、どうして日本の国益が守り抜けるだろう▼日本の通常型潜水艦であっても、巡航ミサイルへの搭載は可能である。そこに核兵器を装着すれば、反撃することは可能なのである。大陸間弾道弾を整備するよりは、はるかに手っ取り早い。もはやここまでくれば、やまれたらやりかえす力をなければ、日本の存立そのものが危ぶまれるのである。唯一の被爆国である日本が、さらなる悲劇を繰り返さないためにも、核武装をすべきかどうかを、真剣考えるべき時が到来したのである。
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