つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

「見えない世界」を映す

2013年11月10日 | 日記
                  山口和彦さんと武蔵野第三小学校の同期生たち

武蔵野第三小学校の同期生である山口和彦さんが写真展を開いているとのことで同期生と一緒に鑑賞に行きました。

山口和彦さんは、日本視覚障害者芸術文化協会(Art for the Light)会長に就任しております。
今夏、日比谷公園で開かれた「視覚障碍者のための写真教室」に参加しました。8月でとても暑い日でした。この「暑さ」を写真でどう表現するか、頭の中で想像を巡らして3枚厳選しました。
(1)木陰のベンチに座りソフトクリームをなめている孫とおぼしき子供とお爺さん。
(2)焼けるような日差しの下、誰も座っていないベンチの横を日傘をさしたおばあさんの後姿。
(3)芝生の上にひっくりかえったセミの死骸。
自分勝手に想像する世界は現実の撮影した写真とは違うかも知れないが、自分で自由に想像し見えない世界を創作するのが楽しみでありますと話します。

写真展では展示作品は映像が浮き出しコピーとなって立体感を表現します。横には点字による解説がしてありました。
山口和彦さんは、視覚障碍者の写真教室を7回開催してきました。

趣味は体を動かすことでフルマラソンに参加して何回も完走をしているとのこと。話を聞いてビックリしました。健常者でも完走は難しいものです。また、一人で海外の友人を訪ねて旅行もするのが楽しいとコメントしておりました。
とても素晴らしい写真展でありました。

(11月10日記)
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