つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

源覚寺のこんにゃく閻魔

2025年02月01日 | 名所
 こんにゃく閻魔の源覚寺本堂

 東京メトロ丸の内線の後楽園駅から徒歩5分のところに源覚寺があります。
 この寺にはこんにゃく閻魔が奉られております。

 源覚寺の閻魔さまの右目部分は割れて黄色く濁っています。それにはこんな言い伝えがあります。
 宝暦年代のころ(1751年~1764年)、眼病を患った老婆が閻魔大王に21日間の祈願を行ったところ、夢の中に閻魔大王が現れ「願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、ひとつを貴女に差し上げよう」と言われたそうです。満願の日に、老婆の目は治りました。

 以来、大王の右目は盲目となりました。老婆は感謝のしるしとして好物の「こんにゃく」を断ち、それを供えつづけたということです。
 
 このことから、源覚寺の閻魔さまは「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになり、眼病治癒の閻魔さまとして人々の信仰を集めています。


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