昨夜の遅いチェックインが響いてさすがにかなりの寝不足だが、朝の出発時間が心配で早めに目が覚めてしまう。目の前にはフォン川が静かに流れている。
月が替わって今日から8月になった。足湯で少しリラックスをして朝食会場へ。目の前には蓮の池が広がってのんびりたっぷり朝食を頂く。フォーが美味しい。
これまでずっと、1都市滞在でフリーの旅行を重ねてきたので、こうして連泊がないツアーで、夜チェックイン翌朝チェックアウトはなかなか辛い。ポーターさんが運んでくれるため、荷物出しの時間も指定なので何やら忙しない。
ホテルを出発すると、すぐにフォン川クルーズの船着き場へ。この船も私たちグループの貸切だ。40分ほどのクルーズでも、やはり船内はお土産物売り場になっており、かわすのが大変。値切ったものの、結局、下船の時間となり何も買わなかったら、とても不服そう。悪いことをした。
ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802-1945)の都が置かれたフエ。現在も残る王朝の建造物群が、世界遺産に登録されている。ハノイ、ホーチミンに次ぐベトナム第3の都市だ。今日の午前中は、フォン川のほとりに静かな佇まいを見せる、かつての栄華を物語る寺院や帝廟をゆっくり巡る半日観光だ。
下船後、まずはテォイエンムー寺へ。1601年に建てられた八角形七層の塔を持つフエのシンボル的寺院である。中に飾られている古い自動車は、1963年にベトナム戦争に抗議して自殺した僧侶のものだという。火だるまになった写真が壁に掛けられているのが息苦しい。
次に向かったのは、13代にわたる皇帝の居城である阮(グエン)朝王宮。バスを降りて歩き出した父が、途中で「もうここで座っていたい。」と言い出し、夫が入り口近くの屋台の椅子を借りて、私たちが観光をしている間中付き添っていてくれた。何とも申し訳なく情けない気分になる。
母と息子と王宮を見学した後は、王族の派手な衣装を着て玉座に座って写真を撮ることが出来た。ちょうど別の日本人グループの若い女性から「一緒に写真を撮ってください。」と言われ、物好きなオバサンとしてはちょっとどぎまぎしてしまう。
昼食はフエ宮廷料理を楽しむ。野菜や果物で美しくカービングされた鳳凰や龍、バラ等がお料理と一緒に飾られてとても優雅な気分。デザートはベトナム風のあんみつのチェーを初体験。
最後の観光スポットは西洋趣味だった12代ガイディン帝の廟。随所に洋式建築が取り入れられてどこか教会風。ここも130段の階段が急だったが、ガラスや陶器を使ったモザイクが美しかった。
午後はバスに3時間揺られて一路ホイアンへ向かう。さすがに眠さに負けて居眠りをしてしまったが、九十九折の坂道の連続でバスのクラクションの音が響いて熟睡は出来ない。途中ランコー(シラサギ)村という漁村で休憩。
ホイアンの街に入ってすぐにシルク工場へ立ち寄る。生後2日目の蚕や機織りの様子を見学した後は、オーダーメイドの刺繍入りブラウスを注文してみた。明日の昼食会場まで届けてくれる、とのこと。楽しみだ。
ここホイアンは、かつてアジアとヨーロッパの交易の中心地として栄え、16-17世紀には日本人街もあったところ。夕食はホイアン名物の麺料理のカウラウ(ベトナム風伊勢うどん)とホワイトローズを頂く。添乗員さんも一緒のテーブルで、皆とすっかり打ち解けた夕食になった。
夕食後、ランタンで彩られた歴史あるホイアン旧市街へ移動。約180年前の町並みが残り、風情ある木造家屋が建ち並ぶ。幻想的な「ホイアン夜祭」は毎月満月の夜に催される伝統行事で、街全体が暖かい灯籠の灯りに包まれる。この夜祭を見られるのが今回のツアーの大きな売りのひとつでもある。色とりどりのランタンに照らされた古都ホイアンの夜、今宵の満月は朧月。橋の上から灯篭流しも初体験した。長い竿でゆっくりと川面に灯篭を置く。願い事はもちろん「このままの体調が一日も長く続きますように」だ。
旧市街横の洒落たリバーサイドカフェで、休憩を挟みながらの散策。夫としみじみ、「再発後、こんなふうに海外旅行が出来るとは思いもよらなかったね。」と言い合う。本当に感謝だ。
私たち家族3人と母と、情緒あふれる夜のホイアンの街を堪能することが出来た。暗くて足元が悪いから、と、バスで留守番にしてもらった父にはちょっと申し訳なかったのだが・・・。
そして、宿泊はホイアンビーチサイドに立地したリゾートホテル。コテージ風でなんて素敵!と思ったのだが何と、お風呂の水が漏れだすというトラブル。急遽、担当者が駆けつけて現在工事の真っ最中。
今夜も就寝時間が遅くなりそうで、とほほである。
月が替わって今日から8月になった。足湯で少しリラックスをして朝食会場へ。目の前には蓮の池が広がってのんびりたっぷり朝食を頂く。フォーが美味しい。
これまでずっと、1都市滞在でフリーの旅行を重ねてきたので、こうして連泊がないツアーで、夜チェックイン翌朝チェックアウトはなかなか辛い。ポーターさんが運んでくれるため、荷物出しの時間も指定なので何やら忙しない。
ホテルを出発すると、すぐにフォン川クルーズの船着き場へ。この船も私たちグループの貸切だ。40分ほどのクルーズでも、やはり船内はお土産物売り場になっており、かわすのが大変。値切ったものの、結局、下船の時間となり何も買わなかったら、とても不服そう。悪いことをした。
ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802-1945)の都が置かれたフエ。現在も残る王朝の建造物群が、世界遺産に登録されている。ハノイ、ホーチミンに次ぐベトナム第3の都市だ。今日の午前中は、フォン川のほとりに静かな佇まいを見せる、かつての栄華を物語る寺院や帝廟をゆっくり巡る半日観光だ。
下船後、まずはテォイエンムー寺へ。1601年に建てられた八角形七層の塔を持つフエのシンボル的寺院である。中に飾られている古い自動車は、1963年にベトナム戦争に抗議して自殺した僧侶のものだという。火だるまになった写真が壁に掛けられているのが息苦しい。
次に向かったのは、13代にわたる皇帝の居城である阮(グエン)朝王宮。バスを降りて歩き出した父が、途中で「もうここで座っていたい。」と言い出し、夫が入り口近くの屋台の椅子を借りて、私たちが観光をしている間中付き添っていてくれた。何とも申し訳なく情けない気分になる。
母と息子と王宮を見学した後は、王族の派手な衣装を着て玉座に座って写真を撮ることが出来た。ちょうど別の日本人グループの若い女性から「一緒に写真を撮ってください。」と言われ、物好きなオバサンとしてはちょっとどぎまぎしてしまう。
昼食はフエ宮廷料理を楽しむ。野菜や果物で美しくカービングされた鳳凰や龍、バラ等がお料理と一緒に飾られてとても優雅な気分。デザートはベトナム風のあんみつのチェーを初体験。
最後の観光スポットは西洋趣味だった12代ガイディン帝の廟。随所に洋式建築が取り入れられてどこか教会風。ここも130段の階段が急だったが、ガラスや陶器を使ったモザイクが美しかった。
午後はバスに3時間揺られて一路ホイアンへ向かう。さすがに眠さに負けて居眠りをしてしまったが、九十九折の坂道の連続でバスのクラクションの音が響いて熟睡は出来ない。途中ランコー(シラサギ)村という漁村で休憩。
ホイアンの街に入ってすぐにシルク工場へ立ち寄る。生後2日目の蚕や機織りの様子を見学した後は、オーダーメイドの刺繍入りブラウスを注文してみた。明日の昼食会場まで届けてくれる、とのこと。楽しみだ。
ここホイアンは、かつてアジアとヨーロッパの交易の中心地として栄え、16-17世紀には日本人街もあったところ。夕食はホイアン名物の麺料理のカウラウ(ベトナム風伊勢うどん)とホワイトローズを頂く。添乗員さんも一緒のテーブルで、皆とすっかり打ち解けた夕食になった。
夕食後、ランタンで彩られた歴史あるホイアン旧市街へ移動。約180年前の町並みが残り、風情ある木造家屋が建ち並ぶ。幻想的な「ホイアン夜祭」は毎月満月の夜に催される伝統行事で、街全体が暖かい灯籠の灯りに包まれる。この夜祭を見られるのが今回のツアーの大きな売りのひとつでもある。色とりどりのランタンに照らされた古都ホイアンの夜、今宵の満月は朧月。橋の上から灯篭流しも初体験した。長い竿でゆっくりと川面に灯篭を置く。願い事はもちろん「このままの体調が一日も長く続きますように」だ。
旧市街横の洒落たリバーサイドカフェで、休憩を挟みながらの散策。夫としみじみ、「再発後、こんなふうに海外旅行が出来るとは思いもよらなかったね。」と言い合う。本当に感謝だ。
私たち家族3人と母と、情緒あふれる夜のホイアンの街を堪能することが出来た。暗くて足元が悪いから、と、バスで留守番にしてもらった父にはちょっと申し訳なかったのだが・・・。
そして、宿泊はホイアンビーチサイドに立地したリゾートホテル。コテージ風でなんて素敵!と思ったのだが何と、お風呂の水が漏れだすというトラブル。急遽、担当者が駆けつけて現在工事の真っ最中。
今夜も就寝時間が遅くなりそうで、とほほである。