ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.11.6 EC3回目投与5日後、雨の中何とか出勤

2012-11-06 19:34:00 | 日記
 6日ぶりの出勤日。あいにくの雨模様の予報だ。肌寒い。
 案の定、目覚ましが鳴っても体も重く、口の中も気持ちが悪くすっきり起きられないが、そうも言っていられない。エイヤと布団をはがして朝食とお弁当の支度。乾いていない洗濯ものがリビングにかかったままで、ちょっと滅入る。
 2人を送り出し、久しぶりにお化粧をしてかつらを装着し、なんとか出勤する。今日の薬は食前のナウゼリンと食後のデカドロン4錠。5日ぶりに、朝食に赤いヨーグルトと果物以外のものとして、パンを口に入れられた。

 出勤すると、覚悟はしていたもののメールが大量に溜まっている。机の上も資料が山積。まあ、マルマル3日休んでも何ということもなければ、明日から来なくても大丈夫、ということだから、仕事があるということを有難いと思わなければなるまい。

 必死でメールを振り分け、ひたすら処理、処理、処理。午前中は、気付けばお手洗いに行くことも出来ず、お昼休みになってしまった。
 お昼は学内のATMに直行して、息子の塾の講座料の振込。微妙に前回と個人番号が異なっていて、再度振込カードを作っていたら、列が出来てしまった。申し訳ないことだ。
 それにしても、この大枚が果たして息子の身についてくれるのだろうか、と送信ボタンを押す前にちょっと心配になる。
 生協で数冊の新刊を買ってから、このまま昼食を抜くのもどうか、と食堂に移動して、汁ものとお豆腐をチョイスして流し込む。ナウゼリンを飲まずにゆっくりお腹に入れることが出来た。

 当然のことだが、私が多少体調が悪かろうが、気分が優れなかろうが、世界は全く変わらない。
 むしろ6日ぶりの出勤なのだから、やることは一杯あるでしょう、という感じだ。気が張っているから何とかやり過ごせるが、帰宅するとがっくりくるのは否めない。

 さすがにこれだけ通院日が頻繁になってくると、仕事の調整もかなり綱渡りだ。
 体調不十分な中、週5日間しかない勤務日のうち、3連続で病院に往復3時間かけて通うのは、正直キツい。 自分としても、精神的にも肉体的にもかなり余裕がなくなってきたのが判るが、けれど、その注射をしなければこの治療自体が成り立たないということであれば、何とかして乗り切っていかなければならない。

 今週は、1回目の注射を打つ木曜日は前回どおり夕方に通院し、夫の勧めもあって、その夜は近くのホテルに泊って、翌日金曜日は朝一番に通院させてもらうことにした。そうすれば1往復分の体力が温存出来る。

 こうまでして仕事にしがみ付いている自分は一体なんなのだろう、私にとって仕事とは何なのだろうと思うけれど、この年度途中で、そして今の治療の段階で、両方とも放り出すわけにはいかないのだ。

コメント
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