ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.11.12 EC3回目投与11日後、G-CSF3回目注射、胸骨の痛み再燃す

2012-11-12 20:25:18 | 治療日記
 昨日から降り続いた雨が朝も残っていた。
 薄暗くて起きるのが辛い、文字通りのブルーマンデーだ。朝食の支度、お弁当の用意等は普通にこなしたが、新聞休刊日のせいかいつもよりゆったり時間があった。

 “雨が いちょうの金の葉を落とす 
  秋が それだけすきとおってくる 
  うすいレースの糸をぬかれて
  人は 見えない時間にみがかれている” 
                             「心の四季」より“風が”(吉野弘作詞)

 出勤時、学内の銀杏の木を見上げながら、かつて唄った歌の歌詞が頭をよぎり、知らぬ間に口ずさんでいる。
 午前中、今週末のイベントの準備をする。
 お天気が悪い中、久々に力仕事をするとやはり胸骨の痛みが再燃する。今日、またグランを打ったらもっと痛むかな、と思うとちょっと滅入る。

 そして天気予報の通り、昼には朝の霧雨はすっかり青空に変わり、とても暖かな日になった。
 乳がんの患者さんは週に4,5時間歩くだけで随分予後が良いそうだ、とどこからか聞いてきた夫が教えてくれた。が、そう言われる前からお天気が良ければ昼休みはなるべくお散歩、と決めている。

 そして午後は予定通り2時間早退して、夕方、受付終了ギリギリの時間に病院へ滑り込む。3週間前に初めてグランを打ちに来た時に比べて一段と日が短くなっている。次回はもう真っ暗だろう。
 今日は極めて順調で、受付から会計まで30分ほどしかかからなかった。押し潰れされるように胸骨が痛むのは転移の痛みではなく、グランの副作用であることは明らかなのだが、痛み止めのカロナールを飲んでよいものかどうか確認する。看護師さんがおっしゃるには、「大丈夫ですが、骨の痛みに効くかどうか・・・」とのこと。とりあえず気休めでもいいので飲んでみることにする。

 9月に第1回の投与を開始してから丸2か月経った。
 残すところあと3クール、投与と翌週からのG-CSF注射3回を繰り返せば、とりあえず一休み出来ると信じている。それにしても白血球が下がる中、なるべく人混みには出ないでと言われつつ、1時間も電車に乗って通院しなければならないのが如何ともしがたいジレンマだ。しかも世の中、風邪が流行っているようで、マスクもしないで咳やくしゃみをする方たちには本当に閉口する。
 年内打ち切りになるのか、年明けまで予定通り続行出来るか、私の骨髄の踏ん張り次第だけれど、とにもかくにも今のEC治療が一段落したら、このブログを読んで見守っていてくれる旧友たちとの懐かしい再会も控えている。
 それを励みに何とか乗りきらなくては、と思う。

 帰りは、出張先から直帰の夫とほぼ同じ時間に最寄駅に着いた。買い物するのに荷物を持ってくれる人がいると有難い。気付けば、買うつもりもなかった息子のものを買い込んで、夫と何気ない話をしながら家路についた。
コメント
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