ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.4.17 ハーセプチン160回目(再開のため4倍量初回)

2013-04-17 20:50:57 | 治療日記
 先週木曜日から1週間も経たずして今日も通院日。昨年8月15日以来8か月ぶりのハーセプチン再開だ。
 2人を送り出してからいつもどおり家を出たが、最寄駅で私鉄が5分遅れ。乗継の時間が厳しくなりかなり慌てる。何とか滑り込んだものの、今度はJRのトラブルで途中駅で止まったりしながらさらに20分遅れ。途中で座れたのでとりあえず落ち着いて本を読めたけれど、病院に辿り着いたのは予定より30分近く遅れてしまった。

 自動再来受付機でIDカードを通し、そのまま腫瘍内科受付へ移動する。水分補給して呼吸を整えてから自動血圧測定。102-66、脈拍は102。急ぎ足で病院入りしたため、若干まだ息切れしている。
 「中待合へどうぞ」のランプは10分ほどで点いたが、診察室へ入るまでそれから30分ほどかかった。
 前回お目にかかってから1週間経っていないので、報告も簡単だ。特に前回のフェソロデックスでは5回目にして初めて、翌日以降の痛みが殆どなく、スイスイ歩けて楽に過ごせたことをご報告。また、どうしても当日はお腹が緩くなるお話をすると、(注射等により)血中カルシウム濃度が高くなると便秘になるが、逆に低くなるため下痢気味になるとのこと。診察室での検温は6度6分。
 職場で今後の治療について上司と話をした結果、現在の慣れた職場で慣れた仕事をしているうちに、きちんと予定通りの治療をした方が良いと言って頂け、休みの調整等も出来そうであるので、レシピ通り3週間一度の投与でお願いしたいとお話しする。先生は「それなら助かる!」と一言。こういうご時世なので、職場で首切りでもされたら、ということを心配して下さったようだ。職場にも主治医にも本当に恵まれているな、と思う。感謝しながら診察室を出て、化学療法室へ移動した。

 15分ほど待って、久しぶりに点滴椅子に案内される。針刺名人Oさんだったので、前回は全く注射跡が痛まなかった旨ご報告し、お礼を言う。
 このリクライニング椅子に座るのは11月のEC治療以来になる。今年になってからの治療は、うつ伏せでお尻を出してのフェソロデックス注射だったので、ゾメタもそこのベッドで、というパターンになっていた。
 今日の針刺しは先週に引き続きHさん。今日はそれほどの痛みでもなく、ほっとする。薬の調合に時間がかかっているとのこと、なかなか届かず。その後40分以上かかってようやく届いた。
 2008年7月以来4年続けたハーセプチンだが、EC開始に伴い8カ月中断したということでリセット初回扱いになり、今日は3倍量+倍量の4倍量だという。最初に開始した時は毎週投与だったので体重1kgあたり2mg、初回のみ4mgだった。それが一昨年の6月以降3週に1度の投与が可能となったため、3倍量の6mgとなり、今日は8mgの投与だ。初回は用心して入院したが、当日夜から頭痛と高熱に悩まされたので、今回もちょっと心配ではある。が、もし発熱したらロキソニン対応で、ということになる。

 開始後15 分で血圧は106-59、脈拍は62、人差し指の酸素濃度は98%、体温は6度3分。初回ということで、普段は1時間で落とす点滴を1時間半以上かけてゆっくり行う。1時間後の体温は6度5分、血圧は89-54、脈拍は72。 さらに生理食塩水を落としておよそ2時間後に無事終了。終了時は6度6分、酸素濃度は98%で変わらず、血圧も102-62、脈拍も72で問題なかった。
 抜針は針刺し名人のOさん。いつもどおり衝撃もなく上手に抜いて下さった。次回の予約表を頂いて化学療法室を出、会計手続きを済ませて自動支払機へ。さすがにハーセプチン4倍量だと3割負担で5万円がちょっと欠ける。高額だ。次回からは3倍量なのでもう少し安価になるだろうけれど。

 検査もなく診察の後のハーセプチンだけなので、今日は早く帰れるかしら、と取らぬ狸の皮算用をしたものの、結局のところ、病院滞在時間は4時間半弱。お天気が良くなるという予報に反して雲が厚く風が強く、かつらに手をやりながら吹き飛ばされないように歩く。
 遅いランチを摂って読みかけの本を読み切ってから帰宅の途に着いた。

 帰宅すると今月第2回目のお花が届いていた。
 清楚な白のカラーが4本、濃い赤紫のカーネーションが2本、蕾を沢山つけた紅花が2本、それぞれ花言葉は「清純」、「女の愛」、「包容力」だという。

 今晩は熱が出ないうちにさっさと入浴して休もうと思う。
コメント (2)
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