ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.12.4 ハーセプチン171回目(3倍量33回目)

2013-12-04 19:55:51 | 治療日記
 今月最初の通院日。昨日から卒業試験中の息子を、いつもより1時間早く叩き起こすのはなかなか骨が折れるが、それにつられて夫も早く出てくれて、私もスムーズに家を出ることが出来た。
 一時に比べれば冷えこみが随分緩んでいるけれど、12月ということでしっかり着込んで出かける。最寄駅からの私鉄、その後のJRとも電車は順調。今日も途中で席を確保出来、読書を愉しむ。

 病院に入ると、自動再来受付機はまだそれほど混んでいない。今日は診察とハーセプチン点滴だけの予定なので、IDカードを通し、そのまま腫瘍内科受付へ移動する。月初めなので保険証確認もして頂く。

 待ち時間の間、自動血圧測定機で計測した結果は102-64、脈は88。「中待合へどうぞ」のランプが点いたのは受付から30分後。さらに中廊下で待つこと30分ほどで、今日はとても順調だ。
 先生が顔を出され、ご挨拶。「さて、この2週間は・・・」と問われる。「先週半ば頃から喉の痛みと咳き込み、声嗄れでとうとう声が出なくなり、週末に近所のクリニックに行き、今日で5日目の薬が飲み終わります。」と。薬局で頂いた薬一覧表をお見せすると、先生が電子カルテに書き込んでくださる。「ようやく昨日あたりから声が出るようになりました。胸の痛みは相変わらずで、2週間毎朝ロキソニンを飲んでいますが、朝1回で済まず、2回飲んだ日は2日です。」とお話。総じて大過なく過ごせていることをご報告する。

 診察室での検温は6度9分。今日は予定通りハーセプチン治療。2週間後に採血、造影CT検査の後、フェソロデックス注射、の予約が入った。造影CT検査の読影結果は、当日の検査直後には間に合わないので、どうあれフェソロデックス注射は行い、その翌週、読影結果が出た段階でよほどのことがなければハーセプチンを続けるつもりだ、とのこと。よって今月はあと2回通院することになる。造影CT結果によっては来年1月以降の治療変更もありうるだろうけれど、なるべく現治療続行が叶うといいな、と思いながら診察室を後にする。

 化学療法室へ移動。ご挨拶して部屋に入ると、まだ朝早いのかそれほど混んでいないように見える。Iさんから点滴椅子に案内される。が、既に窓側は全て埋まっている様子で、内側の通路側に案内される。普段、職場があまりに寒いので、しっかり重ね着をしてきたけれど、院内は本当に暖かい。あっという間に顔が火照ってしまう。
 体勢を整え、10分ほど待っているとKbさんがポートの刺針にみえる。ちょっぴり痛んだが、概ねOK。逆血も問題なく確認出来て、薬が届くのを待つ。その後15分ほどして、今日の担当のIさんが薬を持っていらっしゃる。予定通り、ハーセプチンと生理食塩水の2本がスタート。1時間半ほどかけて2本が無事終了。今日持ってきた2冊の文庫と新書は両方とも面白く、読書も進み、眠くなっている暇はなかった。抜針はOkさん。全く衝撃なく、上手に抜いて頂き、ほっとする。
 今日は極めて順調で、ラッキーデーだ。終了時の血圧は112-65。ちょうどお昼の時間に終了。

 会計もすんなりで、殆ど待たずに自動支払機に進む。今日も4万円弱の支払い。本日の病院滞在時間は3時間半ほど。薬局にも寄らず、これは素晴らしい早さだ。

 病院を出て、久し振りにIさんとお目にかかってゆっくりランチとお喋りを愉しんだ。治療の話、仕事の話などなど話題は尽きない。あっという間に時間が過ぎて、ランチ時間クローズに。夜景が美しい高層階のレストラン、お天気が良ければ富士山が見えるかしら、と楽しみにしていたのだが、残念ながら霞んでいて見えなかった。施設内はすっかりクリスマス一色で、飾りつけが美しい。しっかり写真も撮って、良いお年を、と名残惜しくもお別れした。

 今日は2冊の本も読み切れて、ラッシュにもあたらず、暗くならないうちに家に辿り着けてほっとした。そして、今月1回目のお花が届いていた。白と黄色のアルストロメリアが合わせて5本、白い水仙が5本、緑はレザーファンが2本。花言葉はそれぞれ、「凛々しさ」と「尊敬」だという。

 息子を塾に追い出して、夕方の時間から、ついつい普段出来ない洗濯などなど。とりあえずこのまま風邪が落ち着いてくれれば、有難い。
 明日は午前午後とも会議があり、金曜日も午後にイベントの予定。師走に入り、勤務先の大学も学年末に向かって慌ただしい毎日だ。
コメント
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