待ちに待った土曜日だ。今日はベッドで朝の連続テレビ小説のスタートではなく、いつもより少しだけ遅めに起床し、朝食を摂りながらの視聴になった。
年度末のドタバタの毎日を過ごしながら、ある朝、折り込みチラシを見つけ、ずっと大きなお風呂に入っていないよね、と衝動的に近場の温泉一泊を予約した。2駅先の駅から往復送迎バスが出るという。これなら電車を乗り継いで出かけるよりずっとお手軽、というわけである。
夫と2人のお出かけだと重い荷物を引きずる不安もなく、ハンドバック一つの楽ちんお気楽旅行である。予定の時間に半分ほど席が埋まった大型バスが発車。いつもはなかなか見ることのない景色を見ながら、1時間ほどで慶應元年創業の蒲鉾店でお手洗い休憩に入る。
屋外には鯉のぼりならぬ鰹のぼりがたなびき、博物館まで隣接している。以前、バス旅行で立ち寄った時より随分進化している。昨年末、息子とともに箱根を訪れた時にはミニカー蒲鉾があってびっくりしたのだが、端午の節句にちなんで鯉のぼりや金太郎、兜等を模した蒲鉾セットも期間限定販売中。あれやこれやと冷やかしながら実に多彩な商品に目移りする。蒲鉾バーまであったが、時間が足りず、諦める。「金目鯛の炙りめし弁当」に目を釘付けにされた夫は、早お昼として早速買い込んでいる。そこからは海岸線に沿って、海を見ながら一路ホテルへ向かう。サーファーたちが早くも波乗りをしていて、波が光って眩しいほど。いつものことだけれど、海を眺めると自然と気持ちがほどけてくるのを感じる。先週、人間ドック受診のため臨海部に宿泊した時とはまた違う雰囲気の海だ。
そうこうしているうちに、宿泊するホテル毎に何人かずつ降りていく。私たちのホテルは最後の最後。目の前に見えているのに一方通行で同じようなところをぐるぐるしている。空腹だし、だんだんバスに酔ってくる感じ。温泉街に入ってから30分ほどしてようやく到着。この温泉街は4年前の夏、ホームステイに出かける直前の息子を連れて泊まったことがあった。ちょうど、なでしこジャパンがワールドカップで優勝し、沸きに沸いていた夏だ。
チェックインまでまだ1時間半ほどあったので、荷物を預けてまずは近場のレストランで遅いランチを摂る。海岸を少しだけ歩いたが、強い海風で日傘が飛ばされそう。遊覧船が出航するのを見送り、冷たい風に吹かれたらまたも胸痛が出てきてしまい、早々にホテルに戻る。
8階の和洋室の部屋に入ると、目の前は海。見晴らしは最高である。
一服してから、「風呂は夕食後に1回入ればいいかな~」とのたまう夫を「温泉に来て1度しか入浴しないなんてありえない」と説得して、まずは一風呂浴びに。私は花風呂、夫はローマ風呂へ向かった。まだ時間が早く殆ど貸切状態。サウナにも入ってすっかりリフレッシュ。大きなお風呂でのんびりするのは実に気持ち良いものだ。
汗を流してサッパリした後は、施設内のカラオケボックスに籠ること1時間半。懐メロから最近の唄までチャレンジして恥はかき捨て、交代で歌いっぱなし。発声もしないで歌ったら、哀しいくらい声が出ないし、息も続かず、がっくり。あぁ、日々歌いまくっている息子が一緒じゃなくて本当によかったね~と言い合う。
歌を歌ったらすっかりお腹もすいて、大広間で和洋折衷バイキングの夕食である。上げ膳据え膳が何よりのご馳走とはいえ、食べ盛りの息子でもあるまいし、そうそう大量に食べ倒すことも出来ず、早々に退散である。
食休みの後は夕方入った逆の場所のお風呂を愉しんだら、もう寝るだけ、のまったり土曜日である。
年度末のドタバタの毎日を過ごしながら、ある朝、折り込みチラシを見つけ、ずっと大きなお風呂に入っていないよね、と衝動的に近場の温泉一泊を予約した。2駅先の駅から往復送迎バスが出るという。これなら電車を乗り継いで出かけるよりずっとお手軽、というわけである。
夫と2人のお出かけだと重い荷物を引きずる不安もなく、ハンドバック一つの楽ちんお気楽旅行である。予定の時間に半分ほど席が埋まった大型バスが発車。いつもはなかなか見ることのない景色を見ながら、1時間ほどで慶應元年創業の蒲鉾店でお手洗い休憩に入る。
屋外には鯉のぼりならぬ鰹のぼりがたなびき、博物館まで隣接している。以前、バス旅行で立ち寄った時より随分進化している。昨年末、息子とともに箱根を訪れた時にはミニカー蒲鉾があってびっくりしたのだが、端午の節句にちなんで鯉のぼりや金太郎、兜等を模した蒲鉾セットも期間限定販売中。あれやこれやと冷やかしながら実に多彩な商品に目移りする。蒲鉾バーまであったが、時間が足りず、諦める。「金目鯛の炙りめし弁当」に目を釘付けにされた夫は、早お昼として早速買い込んでいる。そこからは海岸線に沿って、海を見ながら一路ホテルへ向かう。サーファーたちが早くも波乗りをしていて、波が光って眩しいほど。いつものことだけれど、海を眺めると自然と気持ちがほどけてくるのを感じる。先週、人間ドック受診のため臨海部に宿泊した時とはまた違う雰囲気の海だ。
そうこうしているうちに、宿泊するホテル毎に何人かずつ降りていく。私たちのホテルは最後の最後。目の前に見えているのに一方通行で同じようなところをぐるぐるしている。空腹だし、だんだんバスに酔ってくる感じ。温泉街に入ってから30分ほどしてようやく到着。この温泉街は4年前の夏、ホームステイに出かける直前の息子を連れて泊まったことがあった。ちょうど、なでしこジャパンがワールドカップで優勝し、沸きに沸いていた夏だ。
チェックインまでまだ1時間半ほどあったので、荷物を預けてまずは近場のレストランで遅いランチを摂る。海岸を少しだけ歩いたが、強い海風で日傘が飛ばされそう。遊覧船が出航するのを見送り、冷たい風に吹かれたらまたも胸痛が出てきてしまい、早々にホテルに戻る。
8階の和洋室の部屋に入ると、目の前は海。見晴らしは最高である。
一服してから、「風呂は夕食後に1回入ればいいかな~」とのたまう夫を「温泉に来て1度しか入浴しないなんてありえない」と説得して、まずは一風呂浴びに。私は花風呂、夫はローマ風呂へ向かった。まだ時間が早く殆ど貸切状態。サウナにも入ってすっかりリフレッシュ。大きなお風呂でのんびりするのは実に気持ち良いものだ。
汗を流してサッパリした後は、施設内のカラオケボックスに籠ること1時間半。懐メロから最近の唄までチャレンジして恥はかき捨て、交代で歌いっぱなし。発声もしないで歌ったら、哀しいくらい声が出ないし、息も続かず、がっくり。あぁ、日々歌いまくっている息子が一緒じゃなくて本当によかったね~と言い合う。
歌を歌ったらすっかりお腹もすいて、大広間で和洋折衷バイキングの夕食である。上げ膳据え膳が何よりのご馳走とはいえ、食べ盛りの息子でもあるまいし、そうそう大量に食べ倒すことも出来ず、早々に退散である。
食休みの後は夕方入った逆の場所のお風呂を愉しんだら、もう寝るだけ、のまったり土曜日である。