ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.4.22 闘病記ブログに想うこと

2015-04-22 20:00:46 | 日記
 昨日の記事と関連してブログの話題をもう一つ。
 こと闘病記ブログに限って言えば、症状の増悪についての記事をアップしたり、すわ入院した、などと書くと、いきなりアクセス数が跳ね上がる。これは、哀しいけれど本当のことだ。しかしこの中には、心配してくださっている方以外の方も少なからず含まれているのではないか。

 もちろん読み手の立場からすれば、作り話ではなく等身大のリアルなものだからこそ惹かれるのだろう。不特定多数に向かって自己表現をするというハードルが、かつては考えられないほど低くなり、誰しも気軽に文字通り全世界に向かって発信出来るようになった。これは私のようなアナログ人間までブログを開設することが出来たことが如実に物語っている。そのこと自体は、ある意味歓迎すべきことなのだろう。

 けれど、驚くほど沢山ある闘病記ブログの中には、実際には患者でない人が患者を装って書いているものもあると聞く。一体何のためにそんな面倒なことを・・・、と思うのだけれど、それも悲劇のノンフィクションがリアルタイムに進行していくのを読みたい、と望む読み手の需要があるからということか。
 まあ、いくらそれらしく書いてみたところで、実際に体験していなければ「?」という部分が出てくるのは当然だろう。けれど、もし藁にもすがる思いで生の情報を探している患者さんやそのご家族が、万が一にもそのことを信じたとしたらどうだろう。罪作りな話ではあるまいか。
 いやはや、つくづくややこしい世の中になったものだ、と思うのである。

 さて、今週も早くも折り返し地点になった。
 今年の4月は本当にお天気が悪い日が多く寒かった。東京で晴れたのは昨日までで僅か7日間だという。けれど、今日以降はようやくお天気が安定してくるようだ。
 今朝は久しぶりに青空の下、大量の洗濯物を干し、清々しい気分で出勤した。

 ゴールデンウィークの頃には、半袖でも過ごせるほど気温が上がるのだろう。雪国生まれの夫がいつも言うのだが、東京というところは長袖1枚で気分よく過ごせる時間は思いのほか少ない。少し長めの寒季があり、ちょっといい季節になったかと思うとすぐに長い暑季がやってくる。やっと涼しくなったと思うと、あっという間にもう寒さ到来。確かにそうだ。今の季節を大切にしなくては。
 来週末には早くも風薫る5月がやってくる。

コメント (4)
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