ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.8.15 平成最後の8.15雑感

2018-08-15 21:30:22 | 日記

 平成最後の終戦記念日だそうだ。なるほど来年の夏は既に新しい元号に切り替わり、皇太子殿下が新しい天皇陛下として即位されている。
 平成時代、30年。自分が生きてきた年月の半分以上を占めているのだけれど、やはり私の奥底に流れているのは昭和なのかなあ、と思う。

 6日の広島、9日の長崎、そして12日の御巣鷹に今日の終戦記念日。
 旧盆の期間でもあり、半月の間に多くの鎮魂の日が続く8月。
 病とともにありながらも、こうして平和を当然のことのように享受している身、改めて今あることに感謝しなくてはと思う。生きていることは奇跡の積み重ね、昨日と同じ明日が続く保障は何もないのだから。

 今年は6月末から本当にずっと、ずっと暑い日が続いている。前半は職場の冷房もきちんと効かず、冗談ではなく生命の危機を感じたものだ。さすがに緊急対策でその恐れはなくなったけれど、抗がん剤を内服しながら、低い白血球の値でダルさを抱えながらあれもこれもと欲張って動いている身、やはり夏バテ感は否めない。正直、かなり疲れが溜まってきたなあと思う。あと1ヶ月は暑さが続くのだろうかと思うと、気分が萎える。

 そういえば余りの猛暑続きで今年は蚊も少ないという。確かにこの夏、蚊に刺された覚えがあまりない。普段は職場の机の下やら家の玄関ポーチ前にいて、虫よけスプレーをしてもいつのまにか食われているのだけれど。幼虫が育つ水溜りもすっかり干上がっているせいか。

 いくら暑いといっても、地上よりも土の中の方が涼しいのだから出てこなければ良かったのに、と思うミミズたちも、炎天下の道端でもんどりうった姿勢のまま絶命しているし、何年も土の中でこの夏の出番を待っていた蝉たちも、短い一生を満喫出来ずに、道路のあちらこちらでお腹を出して息絶えてしまっている。

 仕事の方は補講や集中講義も一段落し、お盆期間で櫛の歯が欠けたように空席が目立つ。休暇中の方が多いとみえて、普段に比べればメールも電話も断然少ない。夏休みの宿題を処理するには落ち着いて色々準備できる期間ではある。とはいえ、ある程度リズムカルに様々なことに追われていた方が、私としては体調管理がし易いような気もする。

 一日中座ってPCに向かって書類を読んだり、考えごとをしていると、ふとした加減で痛みに神経が集中してしまうことがあって、それに絡め取られてしまうことがある。普段のペースで仕事があれば、気が紛れて痛みに集中することはないのだけれど。

 先週、今週と職場はノー残業ウィークだし原則定時で失礼するのだけれど、職住近接とはいえ、昼休みを含め9時間の拘束を経て帰宅するとぐったりする。
 一昨日はなんとか夕食の支度をしたが、煮炊きは最小限。昨夕は仕事帰りにスーパーに寄って食料品の買い物をしたらそれだけでやけに疲れてしまって、ソファで横になり、夕飯の準備からリタイア。私より遅く帰って来た夫におかずを作らせてしまう体たらく。トホホである。

 明後日から家族旅行。今日は息子が関西から戻って来た。食事を作る量も種類も増えるから今夜はしゃんとした。
 相変わらずしつこく胸部の鈍痛、圧痛が続いているけれど、夜眠れないほどではないし、ひとまずロキソニンである程度は抑えられている。
 痛みばかりに集中しないでいられることは有り難いことである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする