ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.8.24 旅行最終日、無事帰国

2018-08-24 21:28:37 | 

夜中にも明け方にもなんだかラーメンの匂いがする、と思ったら食しているのは我が息子であった。本当にラーメンが好きである。結局、夜食と朝食2食ともラーメンとなった模様。
 洗顔とお化粧を済ませて席に戻る。3時間弱眠っただろうか。
 夫は和食を、私はライトミールや果物、サラダ、ヨーグルト、スープ等を組み合わせて頂く。
 ちょうどそこからスパイものの映画を見始めた。時間ギリギリで何とか見終わると思いきや、往路に続けてまたしてもサプライズがあった。
 CAさんがフルーツが沢山入った白ワインをリボンをかけたグラスに入れて、「HAPPY BIRTHDAY」とチョコペンで描いたトレーに載せて夫のもとへもってきてくださった。びっくり。先刻、腕時計を購入した際のやり取りで、夫が来月に誕生日を迎えることを話したためか。しかし、別に今日が誕生日というわけでもないのに、そ、そんなとしどろもどろ。3人で乾杯をどうぞと息子と私にもワイングラスが。いやいや、夫はちょっと恥ずかしがっているが、せっかくなので乾杯して写真撮影、CAさんともツーショットをさせて頂いた。

 そんなこんなであっという間に着陸の時間。映画は途中で視終わることが出来ず、ちょっと消化不良。
 到着間際のアナウンスで東京の天気は雨、気温は28度と聞き、実際に空港が雨で濡れているのを見る。関西地方はまたしても台風襲来で大変な状況のようだ。
 飛行機から降りた途端、信じられない湿度に体がからめとられる。蒸し風呂のようだ。ああ、リスボンが懐かしいと夫と息子。
 スイスイと出国手続きへ。検疫も問題なく、さて、パスポートコントロールと思ったら、なんと有人ではなく、機械でパスポート読み取りと写真撮影でゲートが開く形になっていた。1月の上海帰りにはまだこうした形ではなかったので、びっくり。手続きとしてはうんと早いのだが、皆が慣れていないのか、ちょっと時間がかかっていた。息子曰く、「こうしてどんどん人の仕事は取り上げられていくんだな・・・」と。うーん、これから働く彼らは本当に大変だ。

 今回は問題なく荷物も早く出てきた。添乗員のSさん、参加者の皆さんにご挨拶して、税関を超える。ここで7時。母に帰国の電話をする。携帯にかけたら取りそびれたらしく家電にかけ直し。「あ~無事でよかった」と元気な声が聴けてほっとした。北海道、京都と各地から来られている方たちは、千歳や関空まで乗り継ぎとのこと。まだまだ遠路、大変である。
 30分も待たずして最寄り駅までのリムジンバスに乗り込めた。まだ空いていて一人1席確保。台風の強風で遅れるかもしれないというアナウンスがあったけれど、問題なく9時過ぎには最寄り駅に到着。タクシーで帰宅した。こうしてリスボンのホテルから家までドアツードアで実質22時間の長い旅が無事終了した。

 帰宅から即大車輪でスーツケースの中身を出して3回洗濯機を廻す。風がかなりあるので乾きそうで助かる。眠いのかお腹が空いたのかよく分からない感じ。息子がお風呂に入りたいとお風呂を沸かす。そういえば1週間バスタブだけだったので、洗い場で身体を洗うのは久しぶり。やっぱり我が家のお風呂は良い。さっぱりした。
 こうして12時には3回分の洗濯も干し終わり、スーツケースもカラにして所定の位置に閉まって、冷凍食品とカップ麺で適当なお昼。
 朝の連続テレビ小説を1週間分見始めたけれど、眠くて眠くて諦めて夕方まで(息子は夜まで)お昼寝。

 洗濯物も乾いてくれて畳みまで終了してひとまずほっとした。夕飯は夫が用意してくれた。有難いことだ。
 途中で体調を崩しかけたこともあったけれど、大事にも至らず、スリや盗難にも遭わず、こうして無事6泊8日の旅が終わった。中身の濃い1週間だった。
 短く切り詰めていった爪も伸びて、手袋をしていてもまた何か所かわれたり欠けたり。ああ、1週間経ったのだなとしみじみ思う。そしてまた日が短くなっていた。9時まで明るかった現地と比べて2時間半以上日暮れが早いようだ。一日一日と秋が近づいてくるのだろう。
 明日、明後日と時差ボケ解消して、来週からはまたお仕事開始の日常である。
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2018.8.23 旅行7日目、最終日 オブリガーダ!リスボン

2018-08-24 21:24:33 | 
 
 昨夜はファドから戻ってパッキングをほぼ終え、入浴も済ませて2時半のモーニングコールまで、3時間弱ベッドで眠ることが出来た。短時間でも熟睡出来たので、寝覚めは良かった。
 心配だったお腹の調子も吐き気もひとまず大丈夫そう。
 さすがに外は真っ暗。スーツケースの鍵をかけ、身支度をして3時過ぎにロビーに降りる。3時15分出発だから我が家としては早いつもりでいたが、来ていなかったのは1ペアだけ。皆さん、凄いのである。チェックアウトしてバスに乗り込む。「なんだか夜逃げのようだなあ。」と息子がしょうもないことを言う。朝食バッグを頂く。サンドイッチ2種にバナナ、パックのオレンジジュースとココアの5点セットだ。

 3時10分にはバスが出発。添乗員Sさんを含めて12名が無事揃っている。空港までは早朝のせいか10分ちょっとで到着。途中で空港でアシストしてくださるRさんが乗り込んできた。タクシーは心配なので自分の車で駆け付けてくれたそうな。ドライバーさんもしかり、皆さん早朝勤務、大変なことである。

 無事チェックインを終え、すっかり重くなったスーツケースを預けて身軽になる。100ml以上の液体は持ち込めないので、ここで皆パックのジュースやら手持ちの水などを飲み切ったり処分したり。
 手荷物検査とボディチェックを終えて、4時。フライトは5時55分で5時25分搭乗開始とのこと、5時再集合で空港内フリータイムになる。さすがにまだ空港内のショップは殆どがクローズである。あちこちの長椅子で寝ている若い人たちが沢山。背中が痛いだろうに、と思うが、うまいこと寝ているものだ。

 羽田解散までに提出を依頼された今回の旅のアンケートを記入して時間を潰し、定刻に搭乗開始して無事離陸。
 起床して3時間半が経つのでそろそろお腹も空いてくる。機内食の暖かいオムレツや紅茶でちょっと人心地つき、ほっとする。3時間のフライトはあっという間。食事をしてちょっとウトウトとしたらもうフランクフルトである。

 ここで1時間時計を進めてドイツ時間。8時間の時差から7時間の時差になる。
 乗り継ぎ便まで2時間ちょっとということで結構忙しい。フランクフルト・アム・マイン空港はとても広く、長い長いトンネルのような動く舗道を経て、パスポートコントロール。出国は簡単だ。問題なく出国スタンプを頂き、12時10分の羽田行の搭乗開始は30分前の11時40分、それまで小一時間のフリータイムである。
 今回特に何も買い物をしていなかったのだけれど、スペインブランドのお財布で気に入ったものが見つかってしまい、フラフラとお買い上げ。すぐにタックスフリーの手続きカウンターでスタンプを押してもらい、ショップに戻って返金処理をしてもらって完了。

 まだ40分ほどあったのでラウンジへ上がる。なんだか裏口のようなエレベーターを上がっていくと、とても静かで明るい空間が現れた。鼻の利く息子は、「この匂い、タイカレーがある!」と喜んでドイツビールとともに頂いて満足気。夫はキリストの如くパンとワインを食している。私はお腹にやさしそうなスープを少し、パンナコッタを頂いた。ツアーの方たちもそれぞれの過ごし方をしておられる。
 ラウンジを後にして搭乗口まで。久しぶりに日本語のアナウンスを聞いてちょっぴりほっとする。スムーズに搭乗し、予定時刻に無事離陸した。帰路は11時間半ほどのフライトである。

 ウエルカムドリンクを頂き、乃南アサさんの「水曜日の凱歌」(新潮文庫)を途中まで読んだところで1回目の食事。久しぶりに和食を頂いた。茄子の煮びたしが美味。夫もしかり。息子は往路、鰻と鱧に惹かれたといって和食だったが、今回は洋食をチョイスしていた。
 すっかりお腹が満ちて一段落したところで機内販売をお願いする。夫が以前から欲しいと言っていた腕時計が免税でかなりお得だったので、9月の誕生日の前倒しということで購入することに。CAさんが「プレゼントですか」と仰るので「はい」と返事して支払手続き等しているうちに、どんどん瞼が下がって眠くなってくる。
 起床から13時間、眠くなって当然である。機内も暗くなり、早朝帰国にあわせてお休みタイム。邦画を一本見ながらちょっとウトウトする。
 寝る前に7時間進めて日本時間にしておく。日本時間4時頃、到着2時間半ほど前から朝食のサービスが始まった。
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