インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

逞しきプチ塾生

2007年06月17日 | 歴史
入梅したら日中はのんびり昼寝ができると思っていたのに、入梅宣言したと同時に連日雲ひとつ無い天気に愕然としている塾長です。





さて平成塾、インテリジェントワークス共に様々な学年が和気藹々と過ごしていますが、歳の違う子供達が楽しく一緒に過ごせるのは全て上級生のお陰だけでは有りません。

勿論そこには下級生に気を使う優しい上級生がいる事が必要不可欠なのですが、プチ塾生である下級生にもそれなりの資質が求められるのです。


今年初めての後輩を迎え入れたマサト。

そうです。
マサトは現在2年生。
平成塾2年目の2年生はマサトだけなんですね。

つまりマサトは昨年度の平成塾で、唯一の1年生だったんです。

このマサト。
小学校入学と同時に平成塾に飛び込み、学校の事も野球の事も、果ては上級生との付き合い方も、何も解らない状態から1年間頑張って来ました。

ランニング、キャッチボール、ノック、何から何まで上級生と同じメニューをこなし、涙を見せるどころか文句一つ言わずに黙々と厳しい練習に耐えて来たのです。


一言で1年生は一人と言っても、本人は相当寂しかった事と思います。

何しろ周りにいるのは全員が上級生。
自分と同じ境遇で野球をやっている塾生は一人もいなかったのですから。

自分の気持を相談するにも、昨日までの学校の事を聞くにも、果ては休みの連絡をするにも相手は全部上級生。
体力だって、経験だって、身長だってかないません。

そんなマサトも今年は2年生になり、多くの後輩を迎えました。

マサトから見た今年の1年生はどのように見えているんでしょうね?




エポック社の野球版のように打席に立っているヒロキ。

スイッチを押さないとバットを振りません。
それでも打席の一番前で構える度胸の良さ。

なかなか初めての野球で、ここに立つのは勇気がいるんですよ。


まだ自分が何をしているのか解っていないリューセイ。

打てと言われりゃ打ちますし、走れと言われりゃ走ります。
けれど、言われないと次に進む事が出来ません。

ベンチから「行けっ!」と指示が出ますが、何処に行けと言われているのか解りません。

打った直後に出さなくてはならない指示は・・・
「バットをその場において、○○くんがいる方向にまっすぐ全力疾走しなさい」

この場合、○○くんが動くような事があると、全ての指示は一からやり直しです。





思えば、マサトも最初はこんな感じだったんですよね。
僅か1年間で本当に逞しく成長したものです。

どんな過酷な状況でも耐えて、ひたむきに努力して来たマサト。
辛い思いも沢山したと思いますが、決して涙を見せる事が有りませんでした。

今年の1年生も、マサトという小さな大先輩を目標にして頑張って下さい。





          え~ん・・・・・・・