インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

血も涙も・・・

2007年06月19日 | 歴史

今年の夏はエアコンをつけずにいつまで我慢できるか自分を試そうとして、気が付いたらエアコンの効いた部屋でパソコンに向かっている塾長です。
おかしーなー? いつ点けたんだろー? 【・_・?】
どーりで涼しいと思った・・・・





野球経験者と言うのは、誰かが野球をやっている時に一目見ただけでその人の実力が解ります。

もっと言うと、たった1度ボールを投げて、たった1度ボールを捕ってくれれば、いつ頃に野球をやっていたのか、どの程度のチームだったのか、ポジションはどこだったのか、肩を壊した事が有るか無いか程度までは解るものです。

これって不思議な事に、その相手が下手であればある程、はっきりと解るものなんですね。

ですので塾生あたりになると、昨日は投げる練習をしたのか、素振りをしたのか、最近はどの程度まで野球をやっているかまで解ります。
ましてや与えた宿題をきちんとこなしているか、全くやらずにサボっていたかなんてのは火を見るより明らか。

やったとしても、きちんと真剣にやったのか、気が抜けていい加減にやったのかも解りますよ。



公園でカラーボールを使った野球に興じる塾生達。

上の写真は一見すると、色んな学年が混ざり合って仲良く遊んでいるかのように見えますね。
教育関係者が見たら、手放しで褒め称えるかも知れません。


けれど見る人が見ると、意外といやらしくも実力差を見せ付けている場面が多々有るのです。

守っているポジションは塾生達の実力に応じてとは、先日の日記で御紹介致しましたが。
実はプレーの端々に実力や経験が見え隠れしているんですね。


3年生のユウタに打ち易そうな球を投げる子旦那。

勿論、下からゆっくりとした球を投げています。
何も知らない大人が見たら微笑ましい光景でしょ?

けれど、ボールが来ているコースをよおく見て下さい。
きっちりとインコースぎりぎりのストライクが投げられているんですね。

子旦那クラスになると、どこが打ち易くてどこが打ち辛いかよく解っています。
インコースぎりぎりの球は、バットコントロールが出来ない下級生にとっては、最も打ち辛いコースだと熟知した上での投球なんですよ。

しかも見逃せばストライク。
打ったとしてもサードゴロ。
何気ない光景ですが、これは意図して投げられているボールなんですね。

それを証明するもう1枚。


こざかしいプレーをさせたら、子旦那の百倍上手いあつや。

孫旦那のインコース低めに速いボールを投込んでいます。

今年の4月から野球を始めた孫旦那。
ど真ん中に投げてもバットに当たるか不安な所に、血も涙も無い厳しい投球。
バットに当たるどころか、バットを振る事すら出来ません。

ここに速い球を投げられたら、野球経験者でもヒットにするのが難しいコースです。


このように、一見すると何気ない遊びなのですが、見る人が見ると意図している事と実力が解ってしまうんですね。

まあ、こんな時にもしっかりと頭を使って、自分の企画通りにボールを投げている二人は野球選手として素晴らしいと賞賛に値しますが。



こんな時には相手を見て、少しは加減してやれよ。