インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

ボールの変化

2007年06月27日 | 歴史


各指導陣はブルペンに行って下さい。
面白い企画があります。




さて、近頃やっと上級生達の一部で投げ方に変化が現れました。

一度身体が覚えた投球フォームを直すと言うのは、並や大抵の努力ではできません。
けれども、このまま投げさせていたら必ず近い将来に肘や肩を壊す危険がある塾生には、無理をさせてでも投球フォームを変えさせます。


コーヘイの力投。

随分と野球選手っぽい投げ方に変わって来ましたね。

まあコーヘイの場合は、あまり真剣に投球していなかった分、悪い癖を直すのは比較的簡単に済みました。
もっとも、簡単に直せてもその後から真剣に投げてくれないので、いつまでも投球フォームが固まらないと言う弱点も合わせて兼ね備えております。
渇かない粘土か?

更にもう一人。

平成塾の歴史の中でも、最も投げ方に特長のあったケイゴ。


ここへ来て、ようやくバックスイングで胸を張れるようになりました。

ケイゴの場合は、最初にフォームを覚える段階で正しい指導を受けなかったのでしょうね。
やたら小さいフォームで固まり、遠投も出来なきゃコントロールもままならないフォームでもがき苦しんでおりました。

散々言って来ましたが、やっと本人も直そうと言う自覚が出て来た様子です。

後は左足の膝の使い方を覚えるだけで、球速もコントロールも見違えるようになるでしょう。


で・・・・

投げ方さえ覚えれば、間違いなく頭角を現すと言い続けてきた塾生。


ようやくプリの投球フォームが固まって来ましたよ♪

何度かボールを受けてみて、指導陣の目に間違いが無かった事を確信しました。

持ち前の腕力、地肩の強さ、足腰のバネを使って投込まれる直球は、初速も速いが捕る手前でグンと伸びて来ます。
フォームが固まって来たお陰で、ボールのコントロールも以前とは比較にならないほど向上し、明らかにピッチャーの球になりつつ有りますね。

やっとバッテリーの片割れが完成する目処が付きました。
よおし、今日はもう一度投込ませて、きっちりと低目のコントロールを覚えさせよう。



と、思った矢先・・・・

プリが右手の肘を押さえています。


「どうした? 肘が痛いか?」
「はい・・・・」

診断の結果、肘を壊したのでは無くて「野球肘」と判明。

野球肘とは野球選手が必ず通る道ですが、今まで適当に投げていた奴が正しい投球フォームを覚えた事により起こる、一時的な肘の筋肉痛のようなものです。
肘を壊した訳では無く一過性のもので、これは2週間ほどボールを投げなければ完全に回復し、後はビュンビュンとボールを投げられるようになりますね。

記憶に新しい所では、今年の卒部生のポロ和が経験しています。

さあ、これから投込ませよう♪
今までプリに使った時間を返してもらおう♪
やっと指導陣も楽が出来るぞ♪

と思った瞬間の故障。

プリには2週間のノースロー(投球禁止)が言い渡され、ぬか喜びに頭を抱える指導陣なのでした。