インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

褒めて伸ばす

2007年06月22日 | 歴史
この日記は、本来野球指導に関する内容の筈なのですが、ちょっと技術的な解説を行うと途端にアクセス数が落ちる事に憮然としている塾長です。
なんでよ・・・・
お母さん達は野球の技術なんかに興味無からなのね・・・




さて、子供達に対する指導方法ですが、平成塾やインテリジェントワークスでは学年や塾生によって教え方が若干変わります。

例えば同じ状況でエラーをしたとしても
相手が低学年であれば 「惜しいっ! もうちょっとで捕れるね」
これが中学年になると 「え? それが捕れないの?」
更に高学年になると 「捕らんかいっ!」
ってな具合です。

特に低学年の場合は、一度褒めると妙な自信になるらしく、その後の動きが全く変わって来ますね。
誰とは言いませんが「カ」から始まる3文字の仇名の1年生なんて、その特長が顕著に出ております。


この日は3人で塾長の家を訪ねて来たヒロキ。

お兄ちゃん達が投げ方の指導を受けている間、相手がいないので一人で壁当てをします。
大人しく言われた事をきちんと繰り返しておりました。

が・・・

この距離で、あの大きさの壁に当たりません。
3回投げると、2回は壁の向こうにボールが飛んで行ってしまいます。
凄いコントロールやなぁ・・・・

それでも、ヒロキに掛かりっきりになれない塾長。
技術的な事よりも、気持的な事をアドバイスします。
「ねえヒロキ、あの壁にきちんと当てる事ができたら凄いね♪」

すると・・・


ちゃんと当たるようになるから摩訶不思議。

勿論、壁に当たればべた褒めです。
「凄いっ! 針の穴を通すコントロール」
どんだけでかい針なんだ?

ヒロキはあまり表情には出さないのですが、それでも褒められた事が嬉しいらしく。
黙々とボールを投げ続けます。
塾長が少し休めば?と言っても、首を横に振って一向に休みません。

褒められれば大人だって嬉しいもの。
ましてやプチ塾生であれば、もっと褒めてと素直にアピールして来ます。

そのお陰で・・・


投球フォームも段々サマになって参りました。

左手の使い方はともかくとして、きっちりと体重移動が出来て、右手がきちんと振られていますよ。
ユウタ、見習えっ

お兄ちゃん達の指導が一段落した頃、やっと塾長がキャッチボールの相手をして上げられるようになりました。

すると・・・

なんとびっくり。
お兄ちゃん達より遥かに良いコントロールで塾長にボールを投げて来ます。
10球投げたら、10球とも塾長の胸に飛んで来ますよ。

勿論、その1球ごとに「ナイスボール」「素晴らしい」「ストライク」などなど、思いつくありとあらゆる言葉で褒め倒します。

気を良くしたヒロキ。
この日は誰よりも多くボールを投込んだのでした。


人手不足からヒロキの豪速球を素手で捕りつつ写真も撮る塾長。

頼むから割り切れる人数で習いに来てくれ・・・・