なんということはないドアの取っ手だが、このカーブが非常に気に入っている。見た目もやわらかだし、握った感じもとてもいい。押し下げて開けるのだが、すごく自然な動きで力が入れられる。
この取っ手が、うちでは、納戸とトイレと洗面所のドアについている。カタログの写真を見ながらHさんが薦めてくれたこれに、わたしはOKを出しただけだが、今では単なる取っ手に対する以上の愛着を感じている。もっとも、Hさんはこれを勧める前に、ちゃんと実物を見て、使い心地を確かめてあったそうだ。
もうひとつ気に入っているカーブはこれ。

ツタンカーメン愛用の椅子のライオン足はがっしりと太いが、これは「ウォレスとグルミット」に出てくる羊の足みたいにほっそりしている。まっすぐな後ろの足に対して、前の足が少しカーブしていて、それだけで全体の印象がとてもやさしくなっている。
