遅ればせながら「ブラザーサンタ」を見た。
ストーリー自体はクリスマス・シーズンにぴったりなハート・ウォーミングな話だが、
おもしろかったのは、実名でちらっと出演した面々。
主人公はサンタクロースの兄で、子どものころからできすぎた弟にコンプレックスを持っている。
彼が同じコンプレックスに悩む人たちの集まりに行く。
ドラックやアルコール依存症の集まりは、映画などでよく出てくるから見たことがあるのでは。
ほら、輪になって、おたがいに自分の苦い経験を告白するという〝あれ〟だ。
そこではだれかが自分の名前を言うと、みんなが「ハーイ、***」と言うのが
お約束になっている。(笑)
このとき集まりに出ていて、自分の経験を披露したのが、シルベスター・スタローン、
ビル・クリントン、アレック・ボールドウィンの兄弟たち。
それぞれ大物兄弟の陰に隠れた悩みを訴えるのだが、
こんなことを映画に出てきて、おおっぴらにに言うか、ふつう?
さすがのサービス精神というか、ジョークのお国柄というか。
(でも、みんな、確かに兄弟だと納得がいくくらい、よく似ているんだよなあ)
昨日書いたように、アメリカ映画ではブランドや製品名もばしばし出すが、
実在の人物までこんなふうに登場する。そういえば、ニューズ番組や
トークショーの場面でも、本物の番組のキャスターが出てくるなあ。
〝おち〟は、主人公がサンタの兄だと言っても、だれも信じなかったこと。
このオキザリスの花は、上から見たら、ただのかわいい白い花だが
横から見ると、赤いらせん模様がすてき。