今朝、ヘメロカリスの葉のあいだに大きな枯葉がはさまっていたので、
捨てようと取り上げたら、テントウムシが2匹くっついていた。
かわいかったので、写真だけ撮って、また元に戻しておいた。
寒さで固まっていて、その間ずっと身動きしなかった。
テントウムシはアブラムシを食べてくれるから庭に来てくれるとありがたい。
農家でもそれは同じで、農薬を使うかわりにテントウムシを使う試みがある。
でも、畑に放しても、気ままなテントウムシはどこかへ飛んでいってしまう。
それで、農業用に飛べないテントウムシを作ったという話を記事で読んだ。
飛べないのは、羽を形成する遺伝子の働きを抑えるRNAを幼虫に注射するためで、
遺伝子組み換え生物ではないから、飛べないテントウムシの子供は正常に羽が生えて飛べる。
(あの小さな幼虫に1匹ずつ注射するとは!
農家に出荷するとしたら、何千、何万匹も必要になるだろうに)
ともあれ、その飛べないテントウムシにはこのかわいい羽がなくて
背中がむき出しになっているのだそうだ。ちょっとかわいそう。
いや、もっとひどい利用の仕方をしているケースはいくらもあるのだが。