昨日は美濃市まで市民オペラ「太陽をさがして」を見に行ってきた。
これが初演されたのは日中国交正常化25周年の1997年(@岐阜市)のことだが、
このときはわたしは見ていない。再演されたのは日中平和友好条約30周年にあたる
2008年で、このときは美濃市で見た。今回は美濃市での2度目の公演だ。
前回と同じく浙江京劇団員が来日して共演している。
曲を書かれたのはもちろん藤掛廣幸さん。
メインのキャスト数人は声楽家だが、ほとんどは小学生から大人までの市民だ。
でも、これがとてもうまい。とりわけ主役の高校生ふたりは堂々たる歌唱ぶりだった。
浙江京劇団も3年前よりバージョンアップしていて、それぞれが立ち回りを
演じるごとに会場からは大きな拍手が沸き起こっていた。
なかでも、ガマ蛙を演じた役者は人間ばなれした動きで蛙を表現していて感嘆した。
見終わってとても満足したけれど、ひとつだけ残念なことがあった。
会場内は撮影禁止だったので、関係者が許可を受けて撮影していたのだと思うが、
最初から最後までシャッター音がとぎれなくしていて、とても耳障りだった。
わたしは少し離れた場所に座っていたが、近くにいた人はどうだったのだろう。
この公演は今月中国の杭州市杭州大劇院でも上演される予定で、
オペラホールの1600席のチケットはすでに完売したそうだ。
上演後外に出ると、雨がぱらつきだしていた。走り始めてしばらくは
雨は強くなったり弱まったりしていたが、そのうち高速ワイパーでも
よく見えないほどの降りになって、これがゲリラ豪雨かもしれないと思った。
後から知ったが、この時間、各務原市内のJRも名鉄も豪雨のため止まっていたそう。
家に着いたときだけは奇跡的に小降りになって、濡れずに家に入れたが、
そのうちまた激しくなって、庭は池のようになった。
剪定した月桂樹を料理用に干した。