パンジーの花が大きすぎるのも考えものだ。
花びらが垂れ下がって、きれいに開いてくれない。
咲いたばかりの花と、枯れかけた花が同じに見える……。
去年の10月に植えたクリスマスローズ〝サクラ〟につぼみ発見!
この苗はおそらく2年ものだから、運がよければつぼみができてもおかしくない。
でも、おそらく1年ものの〝ブラックライト〟にもつぼみが出た!
とはいっても、これはメリクロン苗だから、同時に買った〝ダブルフェザー〟には
花が咲いたのに、どうしてこっちは咲かないんだろうと思っていたくらい。
つぼみができても、ちっともふしぎはない。
メリクロン苗というのは、実生ではなく、生長点培養で増やした苗のこと。
ふつうは芽が出てから花が咲くまで2年以上かかるクリスマスローズなのに、
なぜメリクロン苗だと早く咲くのか。
思うに、それはテロメアの長さのせいじゃないだろうか。
テロメアはDNAが複製されるたびに短くなっていく。
つまり生長点から培養されたクリスマスローズのテロメアは、
種から芽生えたクリスマスローズのテロメアと違って、すでにいくらか短いはず。
つまり姿こそ若いものの、その染色体は親株と同じだけ年取っているのだ。
(SFでクローンの寿命が短いとされるのは同じ理屈だと思う)
だから苗そのものは小さくても、早くから花をつけるのではないだろうか。
ただし、これはわたしが考えついたことで、実際に正しいかどうかはわからないので、
鵜呑みにしないように。