蝉の声がにぎやかだが、見かける姿も、聞こえてくる声もすべてクマゼミだ。
以前はあれほど多かったアブラゼミがまったくいない。
それでも去年は何匹かアブラゼミを見たが、今年はまだゼロだ。
生物の北上を示す証左がここにも。
立秋を過ぎて、ここ数日、朝の庭の温度は17度と涼しい。
日中はまだまだ暑いが、秋明菊など秋の花が準備を始めている。
少し前に買ったマダガスカル・ジャスミンが開いた。名前のとおり甘い香りがする。
雨後に花茎を出すというゼフィランサス。
ほんとに、先日の雨のあと、にょきにょきと出てきた。
たっぷり水やりしてもだめなのだ、雨でないと。
今年苗を植えたので、今年は花が咲かないが、すごくよく茂っているホリホック。
来年は大きくなってくれそうだ。花色は黒。
ランタナも今年は一回り大きくなって、花数も去年よりずっと多い。
はじめのうちは大して目立たなかったが、ここへ来てじゅうぶん庭のにぎわいに
寄与するようになった。一方で千日紅は去年ほど多くない。
北海道ではどのガーデンでも、三尺バーベナがけっこう咲き誇っていたので、
今年はうちの庭でもじゃまになる場所から出てきた芽以外は抜かないようにした。
花は小さいが、背が高いので、ほかの植物のあいだからぬきんでて、
ゆらゆら揺れているようすがなかなかいい。