娘がおもしろいとツイートしていたので、読んでみた。
実際すっごくおもしろかった。
ひとつの大きな事件を追う長編ではなく、短編の連作だ。
犯人も巨大な陰謀を企む大物なんかじゃなく、やくざやチンピラ。
そのくずどもを逮捕するというより、コテンパンにのしてしまう。
日本の刑事とは思えないはみ出しっぷりは、いっそ痛快。
リーサル・ウェポンのコンビ、リッグスとマータフでは、
暴走するリッグスをマータフが止めようとして振り回されているが、
この小説では、小柄で喧嘩っ早いリッグスと
大柄でやはり気の短いリッグスがコンビを組んで、
暴れる際には意気投合しているって感じ。
息の合ったこのコンビは、もう誰にも止められない。
坂口憲二と哀川翔でテレビドラマ化されたそうだが、
凶暴さが足りないような……
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