お正月ドラマの『教場』を見終わった。
原作がよかったので、期待しすぎないで見たのだけど、これがとてもいい出来だった。
原作からは、風間役に木村拓哉というのはまったく想像できなかったが、
これ以上のキャスティングはないだろうというくらい嵌まっていた。
グレイヘアで右目は義眼。
撮影現場で、すぐ隣にいたのに、木村拓哉はどこ?と探したというのもうなずける。
風間は警察学校の鬼教官。
警官に向かないと思われる人材はどんどんふるい落としていく。
しかし、その一方で、見込んだ相手は極限状態に追い詰めても育て上げる。
見ているうちに、彼が冷徹なだけの人間ではないとわかってくるのだ。
ラストで、風間が卒業生ひとりひとりにかける言葉が重い。
原作は、シリーズの4作目が昨年暮れに出た。
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