キッチンバサミはずっと、お店のプレゼント品としてもらったのを使っていた。
2、3回変わっているが、全部もらい物だった。
考えてみたら、一度もお金を出して買ったことがなかった。
今回なぜかいいキッチンバサミがほしくなった。
最初、セシールのカタログで見た燕三条の製品に決めかけていたのだが、
念のために他も検討してみた。対立候補は関の孫六。
どちらも鍛造で日本製だが、燕三条のは栓抜きや瓶の蓋を開ける機能もついていて、
全長はほぼ同じだから、その分、刃の長さが短い。
孫六ははさみの機能だけで、刃が長く、おまけにカーブしている。
刃が長い方が切るときに有利だと書いてあったし、何より形が美しい。
けっきょく関の孫六にした。
持ったら、ずっしり重かった。
これまでのは70gほどだったが、これは170gもある。
はずして洗えるから、肉などを切ったとき、清潔でいい。
その外し方だが、刃を90度まで開いただけで、簡単に外れてしまう。
もっと手間がかかるかと思っていたけど、すごく楽だ。
キッチンの引き出しの包丁立てにおさまった。
まだ本格的に使っていないので、もっといろいろな物を切ってから、感想を書こうと思う。
もうひとつ、ついでにピーラーも新調した。
キッチンバサミと同じく関の貝印の製品。
これまで使っていたのも貝印だが、刃の部分以外はプラスチック製で、
長年使ううちに黒ずんできた。
汚れだけではなく、刃もなまっていたようで、新しいピーラーでジャガイモの皮をむいてみてびっくり。
まるで、氷の上を滑っているようななめらかさで皮がむけた。
これと比べると、古い方はコンクリートの上を滑っているみたいだ。
800円ほどでこのなめらかさが手に入るとは!
もっと早く買い換えるべきだった。