ネオレーズンバターロールはこれまでに数え切れないほど食べている。
ところが、今回割ってみたとき、マーガリンの色が一部、変だった。
いつもの明るい黄色ではなく、黄土色だったのだ。
朝の慌ただしい時間だったので、深く考えず茶色がかった部分を取り除いて食べた。
(体調が悪くなったときに備えて、いちおう写真は撮った)
特にお腹の具合が悪くなったりすることはなかったが、
別のメーカーのネズミ入りパンのニュースを思い出して、
フジパンのサイトから問い合わせてみた。
その朝食べたのは1袋6コ入りの2コ目。
1コ目には異常はなかった。
残り4コは冷凍してあった。
その4コを調べたいので返送してほしいと、冷凍便の集荷を寄越してくれた。
2、3日後、返送先の工場の人から連絡が来た。
残りのパンに異常はなかったとのこと。
でも、ごくまれだが、今回のように色がおかしかったケースが過去にあったそう。
その原因は――
焼き上がったパンにマーガリンを注入するとき、
細い針がたまたまレーズンに当たってしまった。
そのレーズンからしみ出した汁がマーガリンを変色させた、というのだ。
しごく納得できる説明だった。
そして完璧に安心できた。
パン代金の払い戻しとしてQUOカードが後日送られてきた。
すごく良心的な対応で、フジパンの好感度が大きく上がったのだった。