次に向かったのは、越前松島水族館。
正直なところ、旅行のプランを立てる前は、この水族館の名を聞いたことはなかった。
全国的に有名でもないし、まあ、普通のご当地水族館だろうと思っていた。
他の水族館と少し変わっている点は、建物がひとつではなく、
いくつかの小さい建物が敷地内に点在していること。
ちょうど動物園の獣舎を回るような感じだ。
イルカプールからそういう建物がいくつか望める。
入場してアトラクションのタイムスケジュールを見ると、
ちょうど10分後にイルカショーが始まるというタイミング。
狙ったようにぴったりではないか!
観客席には、遠足か修学旅行らしき小学生と高校生がいっぱい。
出演する2頭が観客にごあいさつ。
イルカショーは他でも見たことがあるが、ここのイルカたちはジャンプの高さがすごかった。
このあと、シアター館で、鯨と恐竜のショートムービーを見る。
それが終わると、フンボルトペンギンのお散歩と餌やりが始まる、
という感じで、アトラクションがうまく続く。
ペンギンはものすごく動きがすばやい。
ふつうに歩いているときは、ペタペタというテンポなのだが、
スタッフさんが魚を掲げて移動するのを追うときとか、
他のペンギンの口からはみ出した魚を奪うときとか、
かなりの勢いだった。
その後、各建物を見て回った。
この水族館では、生き物に触れるコーナーがけっこうあった。
お掃除魚には興味があったが、現在あまり手に寄ってきませんと但し書きがあった。
かといって、ミズダコなんて、あんまり触りたいとは思えなかった。
ウミガメの餌やりコーナーもあったが、ウミガメには触れない。
先月、黒島でウミガメに触れたのはよかったと思う。
水族館を出たときは16時過ぎていた。
1時間50分ほどいたことになる。
なかなか楽しめる水族館だった。
時間があれば、このあと、雄島に歩いて渡ろうかと思っていたが、
思いのほか歩き疲れたので、まっすぐホテルに行くことにした。
ホテルは三国にあるので、水族館から10分もかからない。
予約したときに伝えたチェックインタイムにちょうど着いた。