4月から毎週火曜日は、市の英語教室へ行っている。
市の産業文化センターで9時から。
今日、そのクラスが始まる前に、市の職員さんが来て話をされた。
そのうちのひとつとして、当市はエコシティ宣言をしているので、
7月後半にならないと冷房を入れないし、入れても高めの温度設定です。
だから、教室へは涼しい服装で来てください、と言われた。
今日など、9時でももう蒸し暑かった。
でも、家ではまだ冷房を入れてないし、がまんしようと思えばできる。
みんなが少しずつがまんすれば、市の施設全体ではかなりの
電気代の節約になるだろう。実際、各務原の財政は、全国的に見ても
非常に優良だと前に聞いたことがある。そのため、国の補助なしで
やっていけると認定されたとか。
それにつけても、国の官庁の無駄遣いぶりはひどい。
まともな経済観念さえあれば、増税などまったくしなくても
高齢者医療費だって捻出できるだろう。
国が経済のメタボ検診を受けたら、きっと今すぐダイエットしないと
命にかかわるという診断が出そうだ。
うちのLDK(約16畳)には30Wの白熱灯が9個ついている。
床から2メートルくらいまで下がっているペンダント6個と
天井近くの壁にブラケットが3個。
全部つけても、前の家の居間より暗いと思う。
でも、暮らしてみると、これがとても落ち着くのだ。
隣の寝室兼書斎は蛍光灯のシーリングだが、
こちらは暗めにしてもまだ明るすぎると感じるほど。
光も白すぎる気がする。
ペンダントは床に近いし、ついている間隔も狭いから、
ブラケットに比べると明るい。食事中はこちらをつけている。
でも、夜遅くなると、このごろはブラケットだけをつけていることが多い。
省エネに反するので、白熱灯は近く製造中止になるそうだが、
蛍光灯ではこの暖かな印象の色を出すのはむずかしいだろう。
ちなみに、このペンダント用の電球は、蛍光灯の代替品が作れないので、
他の電球が製造中止になっても、なくなることはないそうだ。
当市の水道水が他と比較しておいしいということは前から言われていたが、
市の広報に、実際の数値が掲載されていた。
ミネラル含有量(mg/ℓ)
各務原(地下深層水) 131
飛騨市(地下深層水) 110
県内A市(地下深層水) 85
県内B市(湧き水) 83
県内C市(伏流水) 70
市販ミネラルウォーター 76
(国内シェアNo.1のもの)
もっとくわしく比較すると、ミネラル分がわりと少ない
日本のミネラルウォーターのどれよりも断然多い。
ミネラル分がうんと多い外国製と比べても、
ペリエには負けるが、エビアンには勝ってる。
日本国内には、水道から温泉が出る町もあるが、
水道からミネラルウォーターというのも、なかなかすてきだ。
ミネラルウォーターでシャンプーする人がいると読んだことがあるが、
当市では、みんなミネラルウォーターのお風呂に入っているわけだ。
それどころか、トイレを流すのもミネラルウォーター、
洗車や、お花にやる水も……。
市内のスーパーでも、もちろんミネラルウォーターを販売しているが、
広報を見て、買う人が減るのでは?
夕食後、ふと思い立って、大安寺川のホタルを見てきた。
ここは県外からも見に来るホタルの名所なのだ。わたしは今回初めて行った。
とちゅうまで車で行こうかと思ったが、そこからもかなり歩かないといけないので、
けっきょく家から歩いていくことにした。片道20分だった。
着いたのは7時45分ころで、まだ空が完全に暗くなっていなかった。
それでも、すでに川岸の草むらにホタルの光が明滅しているのが見えた。
土曜日でもあり、見物客も大勢いた。
上にリンクを貼ったHPの写真を見ると、川沿いの道から眺めるように思えるが、
じっさいは、浅い小川の周囲に公園のように整備された場所があって、
もっと間近から眺められる。そこは、四方を山で囲まれていて
見える範囲には人工の光はひとつもない。いや、厳密には、育てる会の人たちの
詰め所があって、そこには明かりがついているが、なるべく光がもれないように
囲ってある。その育てる会の人たちは、はっぴを着てあちこちにいて、
質問するとほたるについていろいろ説明してくれる。
よそではホタルの棲む用水などを上から見下ろすようになっていることが多い。
ここはホタルの数としては多いほうではないが、周りじゅうほたるが
飛び交っていて、上からも下からも横からも見られるのがいい、とのこと。
じっさい、飛んできたホタルを手で簡単につかめた。
もちろん、キャッチ・アンド・リリースだ。
今日はまだピークではなく、15日から20日が一番見ごろだそうだが、
そのころは月が明るくなる。今日は三日月だから、月の条件はよかった。
完全に暗くなると、山の斜面の木の間にも、点々と光が見えた。
飛び立ったホタルが、光ったり消えたりしながらゆらゆらと飛ぶさまは
幻想的でほんとうにすてきだった。全部で100匹はいたと思う。
でも、すぐ近くで建設中のバイパスが22年に開通するので、
そうなると、車の明かりが漏れてきて、今ほどの情緒はなくなるだろうという。
そういえば、引っ越し前に、このあたりを探検中、山の中で「テロ警戒中」と
いう看板を見つけたとブログに書いたことがあるが、あの看板が出ていたのは
このバイパス工事現場だったのだ。
もし気が向いたら、こんどはカメラを持って行くかもしれない。