昨夜は久しぶりに映画館へ行き、『アベンジャーズ』を見てきた。
娘に強くおすすめされたのも理由のひとつで、上映は金曜で終わりということもあり、
やっているのは吹き替え版のみ、レイトショーのみで、どちらも初めてだった。
雨がひどくなるという予報だったが、雲の動きを見たら、
強い雨雲が来るのは映画の上映中で、終わる時間には雨もやむようなので、
出かけることにした。ちょうど車が車検に行っていて、代車で行けば
ガソリン代がかからないというのもメリットだった(笑)。
3D映画を見たのは『アバター』以来だ。そのときは、メガネの上に
3Dメガネをかけたので重くて、映画のあいだじゅう支えていないといけなかった。
今回行ってみたら、うちで使っているパソコン用オーバーグラスと同じ
クリップタイプの3Dメガネも用意されていて、300円と普通タイプより高かったが、
次回も使えると思い、これを購入した。パソコンメガネより軽くてこれは上出来だった。
時間まで少し買い物をして、8分前に劇場内に入ると、だれもいなかった。
もしかして貸切?と思ったが(1度だけ経験がある)ひとり、ふたりと入ってきて、
全部で10人になった。ちなみに、この10人のうち、エンドロールの最後まで
とどまって、〝おいしい〟おまけ映像を見ていったのは、わたしとあと2人だけだった。
惜しいよ、惜しすぎる。
映画は月並みな表現を使えば「おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ」だった。
そのおもちゃ箱のサイズが並はずれてでかくて、中身ときたらもう……!
2時間半という短い時間のなかで、各ヒーローの個性がうまく簡潔に描かれているし、
(アクション映画で性格描写に時間をかけすぎると、映画が中だるみする)
集まったからといって、即、じゃあ、いっしょに戦おう!とならないのもいい。
みんなくせがありすぎて、ふつうならチームを組めるような連中じゃないのだから。
今回、なぜか、ロキがかっこよく見えてしかたなかった。
衣装もどのヒーローのコスチュームよりかっこいいし。
それと、フィルがよかったね。吹き替えの声もすてきだった。
あと、ニック・フューリーの声がよすぎ。ジャクソンはどすの利いた声だから、
さいしょ合わない気がしたのだけど、あとで竹中直人と知ってびっくり。
本人の顔を見ながら声を聞いてると、声がいいって気づかないんだよね。
映画が終わったのは、午後11時45分。いつもならベッドで熟睡してる時間だ。
〝トラブルその1〟イオンモールはもうすべて閉まっていて、シネコンから降りる
エレベーターだけが運転中だった。そこから外へ出ると、入ったときとは
まったく別の場所! このイオンはきちんとした立方体のビルではなく、
おまけにあちこち凹凸がある。駐車場もきちんと碁盤の目状になってない。
これまで何度か駐車した場所がわからなくなった経験がある。
それで今日は、よく目立つジョーシンの真ん前に駐めた。
ところが、すべて閉まった午前0時、ジョーシンの入口がわからない!
もう残っている車はわずかで、駐車場は見渡せるのだけど、イオンを取り囲んでいる
駐車場は広大で、見渡せるのはほんの一部なのだ。
たずねられるようなイオンのスタッフもいないし、困っていたら、
従業員用の出入り口から数人の若い男の子が出てきたので聞くことができた。
「ぼくらもジョーシンの入口前を通るんで」というのでついていって、
ようやく車を駐めた場所に行きつくことができた。外へ出たところからは
かなり離れた場所だった。予報通り雨がやんでいたのがさいわいだった。
これがもしどしゃぶりだったりしたら……。
以前、横殴りの雪が降る屋上駐車場で車を探したことはあるけど(笑)。
〝トラブルその2〟家に近づき、信号待ちをしているあいだに家の鍵を出しておこうと
バッグのポケットに手をつっこんだら……ない。そのポケットに入れたことは
まちがいなくおぼえていたから、まず頭に浮かんだのは、どこかで落としたの
だろうかということ。でも、ポケットにはファスナーがついていて、ファスナーを
開けたのは、駐車場で車のキーを出し入れしたときだけだ。そこで落とせば
鍵がコンクリートに当たる音で気づいたはず。念のためにバッグの隅々まで
探してみたが、もちろんなかった。車の中に落ちていないかと、家に着いてから
スマホの懐中電灯アプリ(また役に立った!)でシートの下まで照らして
探してみたけど、やっぱりなかった。予備の鍵があったから、家には入れたが、
かなりショックだった。明日、イオンに電話して、落し物として届いていないか
確かめてみようと思いつつ、あきらめきれずにもう一度ポケットに手を入れていたら、
なんと!指が穴に入ったのだ!! ポケットを引っ張り出してみると、隅の糸が
ほつれて小さな穴が開いていた。そこから探ってみると、バッグの外側のクロスと
内側のクロスとのあいだに鍵が入っていた!!
ズボンのポケットに穴が開いていて、中身が落ちたという話は、
映画でも出てきたが、まさか自分がこんな目にあうとは。
まだそれほど古くないバッグなのに、さすがいい加減な縫製の中国製。
(中国製だったかどうかおぼえていないが、そうに決まってる)
こうして、ちょっぴりハラハラさせられた真夜中のトラブルは
ちょっとベッドに入る時間が遅れただけでぶじ解決したのだった。
ここまで辛抱強く読んでくださった方、些細なことを長々と書いてごめんね。