今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

今年も秋葉原駅前から

2006年01月05日 | お酒

  近頃の御用始めとくりゃあ、おきまりの挨拶と御神酒の替わりにペットボトルのお茶か缶コーヒーで乾杯。酒気帯び運転防止も分かるが味気がない。職場で飲むことへの自粛もあるが、表向きでは人間関係を大切に言いながら、ますます仕事場の雰囲気が殺伐としてくる。仕方ねぇかと思い、昔は良かったねと思うのは年のせいか。

 御用始めの当日は、帰り際にアキバのショップに寄って遠隔でのWebカメラ設定についてご教示願う。動的だなんたらと小難しいWebの仕組みに疲れたところで、家に帰り、正月に松坂屋で買ってきた「大七純米生もと」で一杯。やっぱり旨めえなあ。

 さて、翌5日、秋葉原駅前での飲み始めだとばかり、近所の仲間Sに声かけてガード下「真澄」へ。えらい繁盛でなんとか2人テーブルの席を確保。真澄酒造の「あらばしり」と「樽酒」、つまみはホタテの煮付けとしめ鯖を注文。何人も客が覗いては帰るのを見りゃあ、さて、席を空けてやるかと賑やか過ぎる真澄を後に次の店へ。

 久しぶりに秋葉原東口駅前の「山城屋」。住吉の「山城屋」とは縁もゆかりもないとのこと。ここも女将一人で大忙し。燗酒と店名物「にら玉」を注文。燗酒は出てきたが、ニラ玉の顔がいつまでも拝めない。小松菜のおひたしのお通しで飲んでいる内、頼んでもない隣のつまみがテーブルへ運ばれてきた。旨そうだが手を付けないで隣に渡す。相当忙しそうだ。親父が店に戻り、ニラ玉も出てなんとか落ち着いてきたところで、女将が悪かったねぇとお詫びの「つまみ」を出してくれた。まあ、おまけのつまみの出てくるまでに2合の燗どっくり3本仕上げた。

 明日は、都賀での新年会第一弾。今日はここまでと、酒の染みわたった体に寒風もまた心地よく鼻歌混じりでご帰宅だ。

 2軒併せて一人3200円。旨い酒と人情に出会えて、勘定が気楽となりゃあアキバも下町。嬉しいねぇ。