秋葉原をぶらついていた時、中央通り沿いの角のビルに肉まんの大きな宣伝看板が目に付いた。よくよく見ると、なんと「名物できたて(段ボール)肉まん」と書いてあるではないか。多分、段ボールパッケージに入れて売っている肉まんだとは思うが。今度、ものは試し食ってみるか。
ともあれ、農薬餃子騒動に対する消費者の対応は過剰に過ぎる。中国製品に依存する安い食い物が無くなるか外食が高くなる。目くじら立てることはない。いよいよもって庶民の食い物が無くなる。これも国際競争至上の誰かさんの規制緩和の結果なのだから。
まあ、土光さんのように「みそ汁」と「おしんこ」と「めざし(今は獲れずに高い)」の食生活で十分ではあるが。マスコミもこれぞと煽った感が否めない。
しかしながら、中国はオリンピックを控えて、全面対決とも思われる必死の対応だ。日本は毅然とした態度が必要だ。様々な原因説がある中、刑務所ですら難しい完璧な管理をしたという天洋食品の言い訳は虚しく聞こえる。腹が立つ。最後は、国を挙げて誰かが生け贄となる結果が容易に想像できる。
生け贄が名乗り出た「段ボール肉まん」は本当に実在したと、ますます思うところである。