猛暑の夏も愈々仕舞に近ずいたお盆休みの真っ盛り、各地で花火大会が催されている。 ご他聞に漏れず越後湯沢でも、恒例の花火大会が開催された。長岡や燕三条と比較するまでもないが、祭と併せて地元の気持ちのこもった花火大会である。
今回の旅行は、お盆ということもあり、いつものメンバーの予定が付かずに四名で道行きとなる。まずはゆったりワンボックスでアキバを出て混雑予想に反し、湯沢まで一直線で3時前には到着。友人のマンション駐車場に車を停め、廊下続きのホテルニューオータニで一風呂浴びる。早速に祭りで賑わう駅前までブラブラと歩く。駅前は出店やらステージでのショーで賑わっている。
5時から予約の「どん呑」へ。駅前からロープウェイ方向に歩いて2~3分のところだ。一番乗り、昨秋も食事がてらに寄った店である。亀戸から移住してきた来たという若い夫婦二人でやっている。食べ物メニューも豊富だ。時間がかかるということで事前にお造りだけは用意してもらう。予約の五時きっかりに入るのが爺さん達の倣いである。
ビールで乾杯の後、皆それぞれに焼酎や日本酒を注文。越後の地酒のほか、旨そうな日本酒が飲んでくれとばかりに傍のクーラーの中で主張している。馬刺しや炒め物などを肴に、地元の「八海山」、「鶴齢」のほか他県の酒を?む。マンションの前で打ち上げられる花火の時間もそろそろなので、いま少し飲みたいところで切り上げる。
値段も手ごろでメニューも多く、家族連れも気安く入れるいい店である。下町から移住し一生懸命な姿はに地元に根を下ろすのもまじかと確信する。がんばれ!!
マンションからの花火は、大会早々に尾根から降りてくる霧様の雲に霞あるいは上半分が隠され始める。その内、音ばかりの世界で雲中でほんのりと光る花火と雲の下に零れ落ちる花火の鑑賞となる。それでも十分にビールのツマミにはなった。
翌日は小雨の中、苗場の「雪笹の湯」に入るために三国国道を走る。昨秋のロープウェイの錦秋の鮮やかな記憶が横切る。またも小雨かの感もある。
「雪笹の湯」。アキバの地元の後輩が、冬、夏などの季節になると手伝っている立ち寄り湯である。鉄系の茶色の濁り湯でアトピーなど皮膚炎に特に効くという。オープン時間の10時前に到着したが、快く受け付けてくれた。
風呂は室内の大きめの浴場と木の香りも新鮮な広い露天風呂。茶色の濃さが鉄系の成分の多さを物語っている。榛名山の周りの伊香保や倉渕よりも濃く、鉄の匂いも強くタオルが洗っても茶色に変わるほどだ。露天の景色は国道を経てホテルが並んでいるので開放的とはいえないが、温度も適温でよく温まるいい温泉である。
テーブル席の休憩室で牛乳を飲んでクールダウン。玄関前の流水の盥に浸してあった冷たいキュウリ(自由持帰り)をもらって一路アキバへ。お盆帰りの渋滞が予想される中、多少の事故渋滞はあったが、昼食を高速と決めて月夜野ICから高速に乗ったためか4時前にはアキバへ無事帰着。
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