飛び休日の建国記念日、生憎の曇り空で午後から雨になるという。気温が低い、箱根は雪になるだろう。東名高速は連休初日であっても午後からは渋滞無しはお見通し。なのだが、雪が降る前には旅館には入りたい。迷ったあげく、雪は夜からと勝手決め、我家で排水工事のDIYを終えて午後から出ることとする。しかし、久しぶりの家族旅行、オカンと娘達がまだかまだかとせっつく。慣れない排水DIY以外と手こずり、とうとう中途放棄。ままよとばかりに、付け方をすっかり忘れたチェーンをミニバン後部ドアに放り込んで出発。
アキバをスタートしてから、御殿場ICを経由しノンストップで1時間半、小雨の強羅に到着。雪道は杞憂に終わった。5~6年前に乙女峠から雪に降られ強羅の蕎麦屋の前の坂でスリップして閉口した覚えがある。ラリック美術館の前の酒屋で、部屋で飲む純米「箱根街道」を購入。酒屋の親父に「ラリック美術館」は一体何たるやと聞くが、返事は「わかりませんが、なんだが高級なものがあるそうですよ」との返事。寄らないことに決めた。
雪になる前の昼過ぎに蕎麦屋「喜楽荘」に到着。名物のからみ大根の付け汁でたべる「箱根御膳」2310円を注文する。旅館に置いてくれば良かったのだが車は駐車場にあるのでお酒は御法度。しかし、朝からの労働で腹が空いていたせいか実に旨い。ちょっと物足りなかったが。
さて、箱根の保養所には家族か友人連中でほぼ毎年宿泊している。ここは区の保養所だが区民の外にも解放されている。今はご多分に漏れず富士屋ホテルに民間委託。委託の功罪はあるものの、押し並べて緊張感がある分旨くいっているとは思う。
久しぶりの強羅の湯、大湧谷からの引湯だが硫黄臭は控えめ透明な湯だ。さらさらとした湯は心身ともに開放感を感ずる。雪見の露天風呂はまた格別である。乾燥した粉雪が笹の上に舞い落ちる様を見ながら手足を十分に伸ばしてリラックスする。夕食時、おかんはワイン、自分は地元「箱根山」の燗を注文。食事の合間に2合ばかり飲んでカラオケルームに参入。他の宿泊者と気心を併せて一曲100円で数曲を歌う。
翌日は、旅館の周りでぶらぶら日がな一日を過ごす。昼食は、なかなか混んで機会がなかった強羅で有名な「田むら銀かつ亭」にチャレンジ。11時半頃、小雪が降る中、表で待つこと約20分で店中へ。「豆腐カツ煮御前」1800円を注文。ちょっと物足りない。次は普通のカツ煮にしよう。明日はポーラ美術館への林道は雪と凍結でノーマルタイヤでは走れまいと想定。苦労しつつも夕方にはチェーンの装着完了。そして、「箱根山」と二晩続きのカラオケ大会。
さて翌朝、予想は的中した。仙石原方面の雪の急坂を強引にチェーンで登坂。雪道を快適に走行してポーラ美術館へ到着。雪道であれば美術館は空いているとの判断が当たり、有名作品を独り占めしてのんびりと鑑賞する。ミロ、モネ、ピカソ、シャガールほか多数、日本人画家も岡田三郎助ほか日本人の著名画家の作品よくぞ集めたものと感銘。久々に圧倒的な文化に接する。都内の美術館では過ごせない時間が持てる。ただ、約2時間の鑑賞で1800円はちと高いかな?次に来るときはゆっくり過ごそう。
帰りは、箱根駅伝の国道1号をひたすら下るが、雪道のためか箱根湯本まで大渋滞。それでも、海老名SAで食事しても午後3時にはアキバに帰着。自宅に着くなり、気になっていた途中放棄の排水管のDIYをポーラの思い出に浸りながら開始。
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