今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

新歌舞伎座裏の大人の居酒屋

2015年06月28日 | 居酒屋

 昨年、友人の息子さんが銀座で始めた居酒屋があると言う。土曜の夕方、久々に地元アキバの仲間と二人で一杯しようと空いてるか問い合わせる。店の名前は「わのわ」に二人分のカウンター席を確保し早速に出向く。

 場所は晴海通りから新歌舞伎 正面脇を入り、歌舞伎座ビルの終わったあたりの右手向かいのビルの二階。歌舞伎座脇の銀座四丁目と聞けば、お洒落な感じを想定していたが意外にも親父居酒屋風。入るとこじんまりとしたカウンター数席、テーブル席が3~4席、追い込み的な4人づつの掘りごたつ座敷が二つ。20~30人も入れば一杯だが、酒に拘った店長(息子さん)の客とのやり取りが丁度よい広さのようだ。

 カウンターに座り、まずは生ビールで喉を潤しながら肴を注文。大山地鶏やなめろうが店のお勧めとのこと。なめろうは味噌と新鮮な魚が良く叩かれで滑らかで秀逸な味を醸し出している。店長、流石に千葉の出身だけに拘りを感じる。さて、日本酒は佐渡の日本酒「真野鶴」のラインナップに懐かしさを感じた。地酒ブームの走りの時代に、佐渡の「北雪」の脇で地元で地味に訴えていた酒である。店では「純米大吟醸」、「吟醸」、「純米」は燗や冷でも用意してあるという。そのほかにも「真澄」、「八海山」、グレードの高いところでは「だっ祭」などが用意されている。焼酎も充実し女性も飲みやすいスパークリング日本酒もある。

 お通しの四品の珍味でも十分楽しみつつ、日本酒は「純米吟醸 真野鶴」から注文、吟醸のフルーティな香りと辛口の切れのある酒である。真野鶴シリーズで次は「辛口純米 真野鶴」を注文。肴は店のなめろうの他、店の売りの茶碗蒸し、朝ひき大山地鶏の手羽先など店のお勧めに舌鼓。店長からは八海山の発泡酒のサービス。スパークリングも三年前の「すず音」以来で、久しぶりに新しい日本酒の潮流に納得する。

 旨い肴と飲みながらの日本酒談義で気持ちよく酔ってしまった。ロケーションも日比谷線の歌舞伎座の改札口を出て3~4分もかからない。旨い銘酒の割りに手頃な会計、早速に近いうちに仲間との暑気払いに寄らせてもらうと約束する。 



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