いつもの仲間との新年会、久しぶりに「ちゃんこ鍋」でいこうと両国駅から2~3分の「巴潟」でとのこと。数年前の忘年会、駅前の「霧島」で板敷の座敷の薄い座布団で辛い思いをしたことを思い出す。ちゃんこでの集まりは、土俵の脇での10年位前の「吉葉」と「霧島」、そして今回は「巴潟」。「巴潟」では昼のランチでは、たまに寄っていた。
今回は、飲み会メインなので牛肉ベースの醤油味であっさりとしたちゃんこ料理を注文。牛肉は霜降り肉で煮込みすぎるには勿体ないのでしゃぶしゃぶ風で食する。しゃれたグラスの生ビールではいかにもハカがいかない。日本酒を注文するがお燗は「大関金冠」、冷酒は「辛丹波」のみで少し寂しいが、まずは「辛丹波」。焼酎は芋の「さつま司」のボトルで注文。料理はコースとなっており、付け出しから刺身と順々に出てくる。最後はうどんで〆る。
そもそも「ちゃんこ鍋」の意味はというと数説あるそうだ。東北出身の力士が多く、国では親父のことを「チャン」と愛称の「こ」をつけて「ちゃんこ」となった説、中国を指す「ちゃん」と「鍋」ことを「コ(クォ)」が組み合わさり「中華鍋」のことを「ちゃんこ」といった説などあるそうだ。「ちゃんこ」が相撲部屋では食事総体のことを言っているので東北期限説が正しいのだろうと思う。
場所の14日目(土)とあって、結びの一番終了後の予約が満席。二時間ぴったりで飲み物オーダーは30分前締め切り、時間延長は駄目との縛り。予想通りに七時近くから満席になってきた。勘定を済ませて次の河岸を求めて、冷たい風で酔ったほてりを冷ましながらブラブラと両国橋を日本橋方面へとわたる。
「二次会」のあて探しつつ、前にも何度か暖簾をくぐったことのある浅草橋駅隣のガード沿いの「住吉」へと入る。「住吉」では名前のごとく山形の樽平酒造の酒「住吉」を中心に出している昔ながらの居酒屋である。店に入ると元気な女将の声がする。久しぶりだが、変わらないなと安心。この酒、琥珀色をしている特徴がある。、搾り後のろ過をしていないことによるもので、日本酒独特の旨みが凝縮されている。住吉では注文するとコップ酒で出てくるスタイルである。肴は野菜炒めなどの家庭料理風も多くボリュームがある。さっきまでの「ちゃんこ」がきついが二合ばかり吞んでお開きとした。。
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