今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

人形町の老舗「笹新」

2008年07月19日 | お酒

 夕方、出先から直帰。秋葉原へ早めに着いたので「今についた。飯!」と帰るコール。連絡したとたん用事を思い出し日比谷線で人形町へ。用事を済ませて時計を見ると、まだ五時半。これは好機とばかりに、早速、甘酒横丁の「笹新」へ。土日以外はなかなか来るチャンスがない。この機を逃すと何時になるやらと思い「帰るコール」を2時間先送りし、暖簾をくぐる。変則コの字のカウンターとテーブル席が二つばかり。 24~5人ぐらいでいっぱいか。二人連れ以上だとなかなか入れない理由も分かるような気がする。Cimg7137

 カウンターには熟年夫婦と会社同僚らしい中年男女の二人組が。それと常連さんが一人。まだ空いている。ゆったりとカウンターの真ん中に席を取る。カウンターの上には数種類の魚の煮付けなどの大皿がところ狭しと並んでいる。黒板のメニューを見る間もなく、ついつい目の前の銀だらの煮付けと空豆を注文。一人ではビールの大瓶は少し多過ぎる気がするが、喉が渇いているので実に旨い。空豆は二人分くらいの量があり十分すぎる。燗酒(澤の鶴?)と併せてイカの煮付けを注文。煮付けはしっかり濃いめの味付けで酒の肴にぴったりである。黒板や店の壁札にもいろいろのメニューが並んでいる。

 煮魚や刺身も多くどれも食指が動く。ポテトサラダなど300円代のメニューもしっかり用意してある。勘定も目の前の皿に百円区切りらしいプラスチックの色札を放り込んで最後に集計する。色札で大体の勘定の察しが付く。

 六時も過ぎると会社帰りや常連さんも次々と入ってくる。中年の夫婦者らしきカップルが多いのは肴の豊富さと、人形町という雰囲気の割に気楽に寄れる単価のせいか。今回は若い者3人が切り盛りしていたが、古来からの居酒屋の伝統を残す店「笹新」である。


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