珍しく明け方早くに目が覚めた。
なぜか頭の中で「夜をこめて鶏の空音ははかるとも」がグルグル回り、下の句が思い出せない。
「逢坂の関」が最後に来るような気がして、その間がつなげないのである。
仕方ないので起き出した。
4時30分、しとしとと雨が降り、空は既にほの明るい。
新聞はもう届いている。
しっかりラップされている。
「富士山、世界遺産へ」と一面の見出し。
ゴミ・トイレ問題は解決したのだね、きっと。
「古都、鎌倉は見送り」ともある。
鶴岡八幡宮前の通りを、自動車・バイク乗り入れ禁止にしたらいいのにと、年来の思い。
(ついでに自転車も!)
昨日は、そうだ、牧伸二さんの訃報を聞いたのだ。
多摩川・丸子橋はわがジョギングコース。29日(月)も風邪でなければ行ったかもしれない。
電車内の液晶ニュースでそのことを知って、大学に着いたら精神神経学会からの郵便物の中に、学会作成の「自殺予防の手びき」が入っていた。
今日は文京SCで卒論指導の日、6名全員出席予定。
うち2名は、大阪と山形から夜行バスで上京中。
彼らのオーラに起こされたか。
「よに逢坂の関はゆるさじ」
するりと出た。